宝立町南黒丸(ほうりゅうまちみなみくろまる)は、石川県珠洲市宝立地区の地名。
地理
珠洲市沿岸部、見附島の南西に位置する。町域の南端を船橋川が流れ、宝立町鵜島、宝立町柏原、宝立町馬渡、宝立町宗玄に接する[3]。
歴史
町名の由来
- 黒丸
- 検地が行われていた時代、当地を所有していた地主(当地では「オヤッサマ」と呼ばれる)の姓「黒丸」から(なお「宗玄」や「鵜島」も同様)。
黑丸市兵衛と云大百姓あり。昔は山廻り役勤て、古き百姓也。此者故ありて黑丸の名あり。類家に黑丸藤兵衛と云て大百姓あり。
沿革
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、珠洲郡南黒丸村、鵜島村、宗玄村の区域をもって、鵜島村が発足する。
- 1908年(明治41年)8月15日 - 鵜島村、黒峰村、見付村が合併して、宝立村が発足する。
- 1940年(昭和15年)8月15日 - 町制施行して、宝立町となる。
- 1954年(昭和29年)7月15日 - 宝立町、飯田町、正院町、上戸村、若山村、直村、正院町、蛸島村、三崎村が合併して、珠洲市が発足する。
- 旧・宝立町字南黒丸の区域をもって宝立町南黒丸が成立[7]。
交通
鉄道路線
のと鉄道能登線・南黒丸駅(宝立町南黒丸)があったが、2005年(平成17年)の能登線廃止に伴い廃駅となった。
道路
バス
「黒丸」、「船橋」バス停留所があり[3]、北鉄奥能登バス・宇出津珠洲-A(珠洲鉢ヶ崎 - 鵜飼駅前 - 小木町 - 能登町役場前 - 能登高校南)、宇出津珠洲-B(珠洲鉢ヶ崎 - 鵜飼駅前 - 十八束 - 能登町役場前 - 能登高校南)系統が運行されている[8]。
教育
珠洲市立宝立小中学校の通学区域[9]。
防災
最大5メートルの津波が3 - 24分で到達すると想定されており、避難場所として市道63号線(びや坂、標高12.8メートル)、農道宝立45号線(南黒丸、標高16.4メートル)、白山神社(南黒丸、標高16.0メートル)が指定されている[10]。
勝茂ため池が決壊した場合、下流の川沿いや沿岸部に0.5 - 3.0メートル未満の深さで浸水すると想定されている[11]。
名所・旧跡・観光スポット
祭事・催事
脚注
参考文献