宝珠院(ほうじゅいん)は、千葉県印西市小倉にある天台宗の寺院[1]。通称、光堂(ひかりどう)。現在観音堂のみが残り重要文化財に指定されている[2]。
歴史
平安時代の貞観年間(859年 - 877年)ごろの開基と伝わる[3]。
太平洋戦争後の昭和28年(1953年)から昭和29年(1954年)にかけて、観音堂の解体修理が行われた。
観音堂
正面三間、側面三間(「間」は柱間の数を表す)、寄棟造、茅葺の仏堂[4]
[5]。1934年に重要文化財に指定され、1955年に厨子と棟札2枚が重要文化財の附(つけたり)として追加指定されている[6]。解体修理時に堂内の厨子の内部から室町時代後期の永禄6年(1563年)の墨書が発見された。観音堂自体も構造的な特徴などから、同年代の建立と推定されている[7]。
文化財
重要文化財(国指定)
- 観音堂 - 室町時代後期(1563年)頃の建立。桁行3間、梁間3間、一重、寄棟造、茅葺。昭和9年(1934年)1月30日指定。
アクセス
- JR成田線木下駅から、ふれあいバス西ルート小倉で下車後、徒歩5分
脚注
外部リンク