安藤 直治(あんどう なおはる)は、江戸時代前期の紀伊国田辺藩2代藩主(紀州藩附家老)。通称は彦兵衛。官位は従五位下・飛騨守。
生涯
慶長12年(1607年)、初代藩主で江戸幕府老中・安藤直次の次男として駿河国にて誕生。幼名は長次郎。兄・重能が慶長20年(1615年)の大坂夏の陣で戦死したため嫡子となり、寛永11年(1634年)7月に従五位下、飛騨守に叙任する。
寛永12年(1635年)、父の死去により家督を相続する。同年7月12日に江戸城で3代将軍・徳川家光に御目見したが、1年後の寛永13年(1636年)9月2日に紀伊国で死去した。享年30。跡を長男・義門が継いだ。
参考文献
- 柴山典編 『華族類別譜(附録)』巻之一、屏山書屋、1884年、91頁。
- 『寛政重修諸家譜』第6輯、国民図書、1923年、791頁。
紀伊田辺藩2代藩主 (1635年 - 1636年) |
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