安州市

座標: 北緯39度37分 東経125度40分 / 北緯39.617度 東経125.667度 / 39.617; 125.667

安州市
位置
各種表記
チョソングル: 안주시
漢字: 安州市
日本語読み仮名: あんしゅうし
片仮名転写: アンジュ=シ
ローマ字転写 (MR): Anju-si
統計(2008年
総人口: 240,117 人
行政
国: 朝鮮民主主義人民共和国の旗 朝鮮民主主義人民共和国
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安州市(アンジュし)は朝鮮民主主義人民共和国平安南道に属する市。

安州周辺は北朝鮮最大の炭坑地帯である[1]

地理

平安南道の西北端に位置する。清川江下流域の南岸に位置し(市域は一部北岸を含む)、東に价川市、南に順川市粛川郡、西に文徳郡に接する。北は平安北道と隣接する。

行政区域

20洞・22里を管轄する。

  • 亀峯洞(クボンドン)
  • 南川洞(ナムチョンドン)
  • 南坪洞(ナンピョンドン)
  • 南興洞(ナムンドン)
  • 徳星洞(トクソンドン)
  • 独山洞(トクサンドン)
  • 燈房山洞(トゥンバンサンドン)
  • 龍淵洞(リョンヨンドン)
  • 文峯洞(ムンボンドン)
  • 弥上洞(ミサンドン)
  • 松巌洞(ソンアムドン)
  • 新院洞(シヌォンドン)
  • 駅前洞(ヨクチョンドン)
  • 元興洞(ウォヌンドン)
  • 蒼松洞(チャンソンドン)
  • 青松洞(チョンソンドン)
  • 清川江洞(チョンチョンガンドン)
  • 七星洞(チルソンドン)
  • 豊年洞(プンニョンドン)
  • 氈山洞(チョンサンドン)
  • 南七里(ナムチルリ)
  • 龍渓里(リョンゲリ)
  • 龍花里(リョンファリ)
  • 龍興里(リョンフンニ)
  • 祥瑞里(サンソリ)
  • 船興里(ソヌンニ)
  • 松道里(ソンドリ)
  • 松鶴里(ソンハンニ)
  • 延豊里(ヨンプンニ)
  • 雲松里(ウンソンニ)
  • 雲鶴里(ウナンニ)
  • 元豊里(ウォンプンニ)
  • 長川里(チャンチョンニ)
  • 平栗里(ピョンニュルリ)
  • 九龍里(クリョンニ)
  • 龍潭里(リョンダムニ)
  • 龍伏里(リョンボンニ)
  • 龍田里(リョンジョンニ)
  • 立石里(リプソンニ)
  • 盤龍里(パルリョンニ)
  • 新興里(シヌンニ)
  • 中興里(チュンフンニ)

歴史

日本統治時代の安州邑

歴史的には朝鮮の西北地域の中心部の一つであり、朝鮮八道における平安道の名は平壌と安州に由来している。

1945年8月の時点で、1邑7面から構成されていた。1952年12月に一部を文徳郡成川郡として分離、安州邑・雲谷面・新安州面と東面の一部で安州郡を再構成した。

年表

この節の出典[2]

  • 高句麗 - 息城郡が置かれた。
  • - 安東都護府に所属した。
  • 新羅 - 重盤郡と改称された。
  • 高麗 - 彭原郡と改称された。
  • 931年 - 安北府が置かれ、成宗代に都護府に昇格した。
  • 1231年 - モンゴル軍の侵入を受けて陥落(安北府の戦い)。
  • 1369年 - 安州万戸府が置かれ、のちに牧にかわった。
  • 1895年 - 平壌府安州郡が置かれた。
  • 1895年 - 平安南道安州郡となった。
  • 1905年 - 京義線(現・平義線)が開通し、新安州駅(現・新安州青年駅)が開業した。
  • 1914年4月1日 - 郡面併合により、平安南道安州郡に以下の面が成立。(8面)
    • 州内面・新安州面・雲谷面・東面・燕湖面・大尼面・立石面・龍花面
  • 1929年 - 州内面が安州面に改称。(8面)
  • 1931年4月1日 - 安州面が安州邑に昇格。(1邑7面)
  • 1949年 - 安州邑が安州面に降格。(8面)
  • 1952年12月 - 郡面里統廃合により、平安南道安州郡新安州面・雲谷面および安州面・東面の各一部地域をもって、安州郡を設置。安州郡に以下の邑・里が成立。(1邑26里)
    • 安州邑・弥上里・龍淵里・三龍里・金城里・船興里・長川里・元豊里・元興里・雲松里・蒼松里・青松里・松鶴里・南七里・雲鶴里・龍渓里・龍興里・平栗里・祥瑞里・雲興里・龍伏里・立石里・盤龍里・九龍里・龍潭里・龍田里・中興里
  • 1953年12月 - 价川郡西南里の一部が祥瑞里に編入。(1邑26里)
  • 1954年 (1邑27里)
    • 祥瑞里の一部が分立し、松巌里が発足。
    • 三龍里の一部が安州邑に編入。
    • 平栗里の一部が祥瑞里に編入。
  • 1958年6月 - 平安北道博川郡龍興里の一部が分立し、龍花里が発足。(1邑28里)
  • 1963年 - 元興里が新安州労働者区に昇格。(1邑1労働者区27里)
  • 1967年 (1邑1労働者区25里)
    • 金城里が元豊里に編入。
    • 三龍里および雲鶴里の一部が弥上里に編入。
  • 1974年 - 雲興里が龍興里に編入。(1邑1労働者区24里)
  • 1977年 - 龍興里が延豊里に改称。(1邑1労働者区24里)
  • 1980年6月 - 平安北道博川郡松道里・徳星労働者区・龍興里を編入。(1邑2労働者区26里)
    • 徳星労働者区が南興労働者区に改称。
  • 1987年8月 - 安州郡が安州市に昇格。(16洞23里)
    • 安州邑の一部が分立し、燈房山洞・南川洞・七星洞が発足。
    • 龍淵里および安州邑の残部が合併し、龍淵洞が発足。
    • 新安州労働者区の一部が分立し、新院洞・元興洞が発足。
    • 新安州労働者区の残部・松鶴里の一部が合併し、駅前洞が発足。
    • 南興労働者区が分割され、南坪洞・亀峯洞・南興洞・徳星洞・独山洞が発足。
    • 元豊里の一部が分立し、清川江洞が発足。
    • 弥上里の一部が分立し、豊年洞が発足。
    • 青松里が青松洞に昇格。
    • 蒼松里が蒼松洞に昇格。
  • 1993年 (18洞22里)
    • 新院洞・豊年洞・蒼松洞・雲鶴里・弥上里の各一部が合併し、文峯里が発足。
    • 松巌里が松巌洞に昇格。
    • 弥上里が弥上洞に昇格。
  • 1994年3月 - 文峯里が文峯洞に昇格。(19洞21里)
  • 1997年8月 (19洞14里)
    • 松巌洞の一部が分立し、价川市龍源洞となる。
    • 龍伏里・龍潭里・龍田里・中興里・立石里・盤龍里・九龍里が新設の雲谷地区に編入。
  • 2006年9月頃 - 雲谷地区氈山労働者区・九龍里・龍潭里・龍伏里・龍田里・立石里・盤龍里・新興里・中興里を編入。(20洞22里)
    • 氈山労働者区が氈山洞に昇格。

交通

鉄道

  1. ^ 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)石炭事業部 「国別石炭情報:北朝鮮」
  2. ^ 평안남도 안주시 역사

関連項目

外部リンク