安宅町(あたかまち)は小松市の町名。本項ではかつて存在した石川県能美郡安宅町についても述べる。
地名は「異国人が来襲した海岸」という意味からなる「寇が浦」(あだがうら)に由来するとされている。
地理
- 現在の小松市の西部で、日本海に面し、梯川の河口周辺に位置。安宅港を中心に発展、当初中心集落は梯川の東岸に位置した。梯川の両岸を住吉橋が連絡している。
- 明治時代末期の町内は、海岸の砂浜と松などの針葉樹林が広範囲を占めていた。現在も松林が多く残る。町の南部には田畑など農耕地も存在した。
- 江戸時代から発展していた海運業が、鉄道の開通などにもよって衰退したこともあり、北前船主であった米谷半平がこの地にて1891年(明治24年)、米谷銀行(後に加能合同銀行)を創立[4]。現在の北國銀行の前身である。また、大正から昭和初期にかけては繊維工業も行われていた。
歴史
世帯数と人口
2018年(平成30年)4月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
町丁 |
世帯数 |
人口
|
安宅町第一
|
122世帯
|
314人
|
安宅町第二
|
106世帯
|
245人
|
安宅町第三
|
218世帯
|
465人
|
安宅町第四
|
92世帯
|
236人
|
安宅町第五
|
27世帯
|
73人
|
安宅町第六
|
165世帯
|
425人
|
安宅町第七
|
133世帯
|
319人
|
安宅町第八
|
109世帯
|
284人
|
安宅町第九
|
120世帯
|
311人
|
計
|
1,092世帯
|
2,672人
|
交通
バス路線
- 小松バス
- 安宅線:木曽町、安宅関跡前、安宅、安宅出町、安宅漁港 各停留所
教育
周辺施設
神社仏閣
関連項目
脚注