安全牌(あんぜんはい)、危険牌(きけんはい)とは、麻雀の用語のひとつで、テンパイしている他者に和了(ロン)されないことが確実な牌を安全牌、他者の和了牌となっている可能性が高い牌を危険牌と呼ぶ。
安全牌は安牌(アンパイ)とも言う。
転じて、麻雀以外でも安全策を行なう事を安全牌を切ると表現する事もある。
1.~3.については、いずれもテンパイ者にとってはフリテンとなるため、これらの牌を捨ててもアガられることは絶対にない(アガるとフリテンによる反則でチョンボとなってしまう)。
なお、リーチ者が2人、3人と増えてくると、全員に対する安全牌(共通安全牌)も限られてくるため、テンパイどころかオリるのも困難である。この場合、場の状況から安全と見込まれる牌を捨てたり、安そうなリーチ者に故意に振り込んで、その局を終わらせる(差し込み)のも一つの手である。
また、3.の詳細としては、自分の直前の手番に捨てられた牌は確実な安全牌である。捨てた者にとっては現物牌となるし、ほかの2人にとっても非山越しであるため、仮にダマテンであったとしてもアガることができないからである。これを利用して、直前の捨牌と同じ牌を捨てることを合わせ打ちといい、振り込み回避の基本テクニックとされている。
4.の詳細は、例としてが場に4枚見えているとする。そして自分の手の中にを4枚持っていた場合、このは確実な安全牌である。なぜならが場に4枚見えているということは、相手がの両面やの間張で待っていることはあり得ない。そしてシャンポン待ちや単騎も、牌の枚数は4枚までなのであり得ないため安全である。
5.については、么九牌のどれか1つが場に4枚見えている時点で相手に国士無双の可能性が消滅しているのと、手牌込みで4枚見えているということは字牌のシャンポン待ちと単騎待ちの可能性がないため、確実な安全牌となる。
相手に対して絶対振り込むことがない牌を、国際安全牌と表現する場合がある。[1]
以下にあげるものは、テンパイ者が両門待ちであることを前提として推測されるものである。よって、カンチャン待ちなどに対して放銃する恐れもあるので注意されたい。
以下のものは必ずしも全ての場合にあてはまるものではなく、特に放銃しやすさについては統計的分析も経ていないものが多いことに留意されたい。
この項目は、麻雀に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています。