宇津駅(うつえき)は、かつて北海道(網走支庁)紋別郡興部町字宇津に設置されていた、北海道旅客鉄道(JR北海道)名寄本線の駅(廃駅)である。事務管理コードは▲122111[3]。
歴史
駅名の由来
当駅が所在した地名より。アイヌ語の「ウッ[8]」(肋骨、転じて横の川)に由来している[9]。
「ウッ」、あるいは「ウッナイ[10]」(肋骨・川)に由来する地名・駅名は北海道内各地にある(宗谷本線歌内駅など)が、本流の両岸から小さい支流が流れ込む様を、背骨とあばら骨にたとえた地名である[11][12][9]。
駅構造
廃止時点で、1面1線の単式ホームを有する地上駅であった。プラットホームは、線路の南西側(遠軽方面に向かって右手側)に存在した[11]。そのほか旧貨物線線である、名寄方から駅舎側に分岐し駅舎西側のホーム切欠き部分への側線を1線有した[11]。かつては2面2線の相対式ホームを有する、列車交換可能な交換駅であった。交換設備運用廃止後は線路は撤去されたが、ホーム前後の線路は転轍機の名残で湾曲していた[11]。
無人駅となっていたが、有人駅時代の駅舎が残っていた。駅舎は構内の南西側に位置し、ホーム中央部分に接していた。開業以来の古い木造駅舎であった[13]。
利用状況
乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。
年度
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乗車人員
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出典
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備考
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年間
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1日平均
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1978年(昭和53年)
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43
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[14]
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駅周辺
駅跡
2000年(平成12年)時点で空地となっており、駅までの舗装道路のみが残存していた[13]。2010年(平成22年)時点でも同様で[16]、2011年(平成23年)時点でも更地であり何も残っていなかった[17]。
隣の駅
- 北海道旅客鉄道
- 名寄本線
- 班渓駅 - 宇津駅 - 北興駅
脚注
関連項目