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この項目では、愛知県名古屋市に存在する寺院について説明しています。現在の福島県喜多方市にかつて存在した村については「姥堂村」をご覧ください。 |
姥堂(うばどう)は、愛知県名古屋市熱田区伝馬二丁目にある時宗の寺院。
概略
時宗四条派・円福寺の末寺で、延文3年(1358年)法順上人と厳阿上人の創建と伝わる[3]。かつては精進川に掛かる旧東海道の裁断橋西南角の畔にあって、川を三途の川に見立てて奪衣婆を本尊とし[4]、これは熱田神宮の涙ヶ池のそばにあったものを移したものだったという[5]。天正年間に火災で寺の縁起などを焼失したが、慶長10年(1605年)に再建。明治維新前の一時期、寺号を善立寺としたが後に復した。
1945年(昭和20年)の熱田空襲で奪衣婆像を含めて全山を焼失して戦後に再建されたが、現在の建物は1993年(平成5年)に再度建て直されたもの。入口には裁断橋のかつての様子が再現されており[7]、「都々逸発祥の地」の石碑も建つ。
交通アクセス
脚注
- ^ 名古屋市熱田区役所区民生活部まちづくり推進室まちづくり推進係. “熱田区:史跡散策路 熱田神宮裁断橋コース”. 2014年9月10日閲覧。
- ^ 国土地理院. “古地理調査 三河・尾張 川の流れと歴史の歩み 【豊川・矢作川・庄内川】”. 2013年2月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年4月18日閲覧。
- ^ 名古屋市熱田区役所区民生活部まちづくり推進室まちづくり推進係. “堀尾金助と裁断橋について”. 2014年9月10日閲覧。
- ^ 堀内克彦. “裁断橋跡(姥堂)”. 縁結び神社研究会. 2014年9月10日閲覧。
- ^ 愛知エースネット. “裁断橋”. 2014年9月10日閲覧。
参考文献
関連項目
外部リンク
- ウィキメディア・コモンズには、姥堂に関するカテゴリがあります。