『失くした小銭への怒り』(独: Die Wut über den verlorenen Groschen)は、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンのピアノ曲『ロンド・ア・カプリッチョ(奇想曲風ロンドの意) ト長調』作品129の俗称である。しかし、あたかも副題であるかのように広まり、本来の題名よりも有名になっている。自筆譜に書かれた正式な名称は、『奇想曲的なハンガリー風のロンド』 (Rondo alla ingharese quasi un capriccio) である。『なくした小銭への怒り』とも訳されている。