大阪市立北鶴橋小学校(おおさかしりつ きたつるはししょうがっこう)は、大阪府大阪市生野区にある公立小学校。鶴橋駅の南東側の一帯を校区としている。
概要
当時の東成郡鶴橋町で2番目の小学校として、1918年に東成郡鶴橋尋常小学校(同日鶴橋第一尋常小学校と改称、現在の大阪市立鶴橋小学校)から分離開校した。
1934年9月21日の室戸台風では木造校舎が倒壊[1]、倒壊した校舎の下敷きになるなどして児童67人・教職員1人・保護者[2]3人が死亡し、児童29人・教職員4人が重傷を負うなど、死傷者数では市内小学校で最悪の被害[3]を出した。
戦後になり、在日韓国・朝鮮人児童を対象にした民族学級が開設された。大阪市の小学校における民族学級としてはもっとも古い時期に設置されたものの一つとなっている。
民族学級の歴史や、校区に在日韓国・朝鮮人をはじめとした在日外国人が多く居住しているという条件から、在日外国人問題を中心とした人権教育に力を入れている。また特徴的な教育活動として、運動会を学校とPTAの共催で実施していた。
沿革
通学区域
出身者
交通
脚注
- ^ 学校倒壊百四十三、学童死傷二千四百人『大阪毎日新聞』昭和9年9月22日(『昭和ニュース事典第4巻 昭和8年-昭和9年』本編p230 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)
- ^ 風雨の強まりを心配して学校に子どもを迎えに来たところ倒壊に巻き込まれた。
- ^ 『新修大阪市史』第七巻、大阪市史編纂所編・1994年。
関連項目
外部リンク