株式会社大都社(だいとしゃ)は、日本の出版社。本社は東京都千代田区神田三崎町3-3-12(2024年1月より)[注釈 1]。少年画報社の系列下にある。
概要
自社発行の漫画雑誌『漫画ボンジュール』『実際にあった怖い話』の他、秋水社発行の『ねことも』『ミニシュガー』など漫画雑誌も取り扱っている。
単行本は「ダイトコミックス」レーベルにて刊行されている。
雑誌
- 漫画ボンジュール:劇画コミック誌(偶数月25日発売) ※漫画ボンの雑誌コードを後継している。
- 実際にあった怖い話:ホラーコミック誌(奇数月24日発売) ※2007年5月に創刊。当初は『漫画ボン』の増刊扱いだったが、2009年3月に独立創刊[1]。
- ねことも:動物コミック誌(発行:秋水社・偶数月16日発売) ※2009年に創刊。当初は『漫画ボン』の増刊扱いだったが、2012年8月独立創刊[2]。
- miniSUGAR(ミニシュガー):ティーンズラブ・コミック誌(発行:秋水社・奇数月17日発売) ※2009年に創刊。当初は『漫画ボン』の増刊扱いだったが、2011年7月に独立創刊[3]。
- 恋愛宣言pinky:ティーンズラブ・コミック誌(発行:秋水社・偶数月16日発売) ※『実際にあった怖い話』の増刊扱いだったが、2019年4月に独立創刊。
- mini Berry(ミニベリー):ティーンズラブ・コミック誌(発行:秋水社) ※『ミニシュガー』の増刊扱い
- petit Rose(プチロゼ):ティーンズラブ・コミック誌(発行:秋水社) ※『恋愛宣言pinky』の増刊扱い
- ロト☆ナンバーズ当選の法則:宝くじ雑誌 ※『漫画ボンジュール』の増刊扱い
過去に発行していた雑誌
現行の単行本レーベル
- ダイトコミックス
- 2000年代以降の現行レーベル。主に自社発行と秋水社発行の単行本を取り扱う。美少女コミック、ボーイズラブ、ティーンズラブの単行本ほか、廉価版コミックスも不定期刊行。
- 2000年には吉田聡の作品を数点復刻している。また、全年齢対象の一般作品に混じって成年コミック(指定マークあり)の取り扱いがある点も特徴である。
- サブレーベルとして以下のシリーズが存在する(既に新規発行を停止しているシリーズを含む)。
- Daito comics TLシリーズ
- TLはティーンズラブの略。
- Daito comics BLシリーズ
- BLはボーイズラブの略。
- Daito comics PCシリーズ
- PCはペットコミックスの略。
- Daito comics YLシリーズ
- YLはヤングレディスコミックスの略。
- Daito comics FRシリーズ
- 『ファンロード』関連の単行本および書籍を発行するシリーズ。
- Daito comics MSシリーズ
- 『漫画ボン』掲載作品を収録する単行本シリーズ。
| この節の 加筆が望まれています。 (2015年3月) |
過去の単行本レーベル
- ハードコミックス
- 単行本のレーベルとしては最も古く、2001年まで刊行していた。少年画報社系の再録本や傑作選集のほか、他社作品の復刻版も刊行していた。
- 1980年代から1990年代にかけては、手塚治虫の作品[注釈 2]を再録本を刊行している。
- 1990年代には、『ヤングキングアワーズ』(少年画報社)掲載の短編作品を収録して、「傑作集」などの副題で刊行している。
- スターコミックス
- 1980年代半ばから1990年まで刊行していたレーベル。
- 他社作品の再録本が中心で、永井豪および石川賢、望月三起也、手塚治虫などの作品がある。
- STコミックス
- 1990年から2000年まで刊行していたレーベル。
- スターコミックスの後継[注釈 3]。主にロボットアニメや特撮番組のコミカライズ作品、およびSF作品の再録本を刊行。他に和田慎二の短編作品などもある。
脚注
注釈
- ^ かつての本社は東京都文京区水道(大都ビル)に存在した。
- ^ 主に昭和40年代に描かれた青年向け作品など。
- ^ スターコミックスで1985年に全5巻で刊行した『ゲッターロボ』(続編『ゲッターロボG』も含む)を、STコミックスでは全3巻に再編集して1990年に刊行している。他方、スターコミックスとハードコミックスの両方で刊行している手塚治虫の作品では重複は無い。
出典
外部リンク