大泉寺(だいせんじ)は 長野県木曽郡木曽町にある臨済宗妙心寺派の寺院。山号は神護山。本尊は聖観世音菩薩。木曾西国三十三観音霊場十五番。
歴史
天正6年(1578年)に大泉庵として創建とされるが、正式な創建の年月日や、開山・開基は不詳である。
木曽福島の長福寺の末寺である。
寛政元年(1789年)、楚龍によって再建された。
木曾御嶽山中興阿闍梨の覚明の菩提所である。
境内
境内の坪数は、290坪である。
本堂
本堂は庫裏を合わせて一棟で、間口は十四間、奥行は六間の板屋である。
観音堂
由緒は不詳。本尊は十一面観音菩薩である。堂は板屋造りで、間口は三間、奥行は二間三尺。
明治24年(1891年)に観音堂が再建された。
覚明行者の供養塔
天保9年(1838年)に黒沢の講中によって建てられた供養塔で、数多く建立された覚明行者の碑の中では最も古いものである。
文化財
外部リンク
参考文献
- 『三岳村誌 上巻』 第二章 三岳村の民俗 九 信仰 (四)大泉寺 p463~p465 三岳村誌編さん委員会 昭和62年
脚注