大同郷(ダートン/だいどう-きょう)は台湾宜蘭県の郷。
大同郷は宜蘭県南西端に位置し、西は拳頭母山、バボークル山、及び瑪瑙山の稜線を以て新北市、桃園県及び新竹県と界し、南はピヤナン鞍部の稜線を以て台中市と界し、東は中央山脈を以て南澳郷と界している。典型的な山地郷であり、山地地形は全面積の三分の一におよぶ。住民は原住民のタイヤル族が大部分を占める。
大正9年(1920年)に全域が臺北州羅東郡の蕃地とされ、大湖桶山、內員山、蕃社坑、大元山、清水、上清水、九芎湖、清水坑、牛衝鬥、松欏溪、圓山(まるやま)、打馬崙鹿場、冷水坑、ボンボン溪、ボンボン社、濁水、トールイ溪、バヌン社、ボンボン山、大內臺(おおうち-だい)、バゴン、タボー、太平山、シキクン社、マナウヤン社、ビヤナン社、ルモアン社、田丸(たまる)合流點、西村(にしむら)合流點、池ノ端(いけのはた)の三十字が置かれた[1]。
昭和17年(1942年)頃、大東亜戦争および皇民化運動の進展にともない昭和村、圓山村、日向村、宮下村、川邊村、太平山村、敷島村、元山村、大和村、田丸村の十村に統合する計画があったが、実施されなかった[2]。
終戦後の1945年、当郷を発する宜蘭濁水渓(現・蘭陽渓)に因んで濁水郷が設置され、1947年、郷内の太平山に因んで太平郷と改称、下級行政区分として濁水村、寒溪村、松羅村、土場村、四季村、埤南村及び太平村の七村が置かれたが、1958年、台中県の太平郷と同名である事により、大同郷と改められた。
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