夢舞大橋(ゆめまいおおはし)は、大阪市此花区の大阪北港地区にある2つの人工島「夢洲」と「舞洲」の間に架かる橋梁。
世界初の浮体式旋回可動橋。
2009年8月1日の夢咲トンネルの開通により一般車も通行できるようになった。
概要
- 完成年 : 2001年
- 総工費 : 635億円
- 橋長 : 940m
- 浮体部 : 410m
- 幅員 : 33.8m
- 車線数 : 6車線(片側3車線、両側に歩道。現在4車線で供用中)
- 橋本体には歩道が設置されているが、両側の取り付け部分が未完成なため、2019年現在も歩行者や自転車は通行できない。これは夢洲が港湾施設に特化したエリアになっているためだが、橋を管理する大阪市港湾局は、夢洲がメイン会場になる2025年の大阪・関西万博に向けて2022年から3年計画で未完成部分を完成させることになり、2025年1月19日に西側歩道が開放される予定である[3]。
特徴
浮体式旋回可動橋で、通常時は橋の下を小型船舶しか航行できないが、緊急時(咲洲・夢洲間の航路が航行不可能となった場合)には可動部を旋回させ、大型船舶の航行も可能な構造となっている[2]。旋回にはタグボートが使用される。
2004年と2005年10月に2回の開閉訓練を行ったが、機器がうまく作動せず開閉できなかった。2005年12月4日の訓練で開閉に成功した。以下はその開閉訓練時の画像である。その後、2006年10月、2007年10月、2008年10月、2013年11月[4]、2016年11月にも開閉訓練を行った。
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回転ピンを挿入中
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回転ピンを挿入し終えた状態
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緩衝桁をジャッキアップ中
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緩衝桁をジャッキアップし終えた状態
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緩衝桁をジャッキアップした状態を橋のたもとから見る
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反力壁を倒伏している最中
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反力壁を倒伏し終えた状態
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開橋のため浮体橋を旋回中
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浮体橋を旋回し終えて仮係留護岸の台船に接岸した状態
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浮体橋を旋回し終えた緩衝桁をジャッキアップした状態 - 対岸より
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浮体橋を旋回し終えて仮係留護岸の台船に係留中 - 舞洲・シーサイドプロムナードより
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浮体橋を旋回し終えて仮係留護岸の台船に係留中 - 舞洲・シーサイドプロムナードより
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浮体橋を旋回して元に戻す最中の様子
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浮体橋を旋回して元に戻す最中の様子
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浮体橋を旋回して元に戻し終えた状態
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浮体橋を固定のため反力壁を元に戻している様子
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浮体橋を固定のため反力壁を元に戻している様子
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緩衝桁の主ジャッキアップ装置を元に戻している様子
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回転ピンを元に戻している様子
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
夢舞大橋に関連するカテゴリがあります。
出典
- ^ a b c d e f “橋梁年鑑 夢舞大橋 詳細データ”. 2013年12月24日閲覧。
- ^ a b “夢舞大橋”. ニッポン旅マガジン. 2022年9月19日閲覧。
- ^ 『夢舞大橋西側歩道の供用開始について』(プレスリリース)大阪市、2025年1月14日。https://www.city.osaka.lg.jp/port/page/0000643796.html。
- ^ 『夢舞大橋の通行止めを実施します』(プレスリリース)大阪市港湾局、2013年12月24日。http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/port/0000231773.html。
外部リンク