『夏の終わりのニルヴァーナ』(なつのおわりのニルヴァーナ)は、2013年1月25日にぱじゃまソフトから発売された18禁恋愛アドベンチャーゲームである。
ゲームシステム
記憶を失った死せる少女たちと、その罪を裁く少年の心の交流を描いたアダルトゲームである本作は、同じく閉鎖空間を舞台とした『パンドラの夢』に近い方向性をとっている[1]。
ストーリー
主人公カルマは、名門校・耶麻代学院に入学した。その学院には、罪を犯して魂の輪廻から外れてしまった、記憶喪失の少女たちが勉学に励んでいた。相手の嘘と記憶を見抜く力を持つかれは、彼女達の過去を明かし、その罪を裁くという使命が課せられていたのだ。
登場人物
- カルマ
- 声:なし
- 本作の主人公。相手の嘘と記憶を見抜く力を持っており、記憶を読み解くときは、相手の経験をフラッシュバックとして見るという形をとる。ラッキースケベの一面をもち、クオンらにセクハラをすることもある。
- クオン(久遠)
- 声:小鳥居夕花
- カルマの幼馴染で、彼のことを第一に考えている。かなりの甘党で、作った料理の大半が非常に甘い味付けである。
- ミハヤ(橘 美羽夜)
- 声:夏野こおり
- 学院の女子生徒。物静かで悲観的な言動が多い。
- ナユ(如月 那由)
- 声:不破弥莉亜
- 学院の女子生徒。元気いっぱいだが、運動神経は悪く、スタミナも乏しい。性に興味があり、その分野に関する知識に詳しいほか、カルマのセクハラをあおってはクオンらに迷惑をかけている。
- レイア(九条院 玲亜)
- 声:三代眞子
- 学院の女子生徒。縦ロールにしたツインテールが特徴。助平心丸出しのカルマを変態として蔑んでいる。
- ノノ
- 声:桐谷華
- 学院の女子生徒。好奇心旺盛で前向きだが、現状への理解が不十分であり、一人称が自分の名前にするなど、幼い面が目立つ。レイアをご主人様として慕う。ナユとはフライングディスクで遊ぶ仲。
- 奪衣婆(だつえば)
- 声:小森さくら
- 耶麻代学院の用務員を務める女性で、カルマのお目付け役。金の匂いを嗅ぎつけては様々なアイテムを売りさばく。
- 千手観音(せんじゅかんのん)
- 声:青山ゆかり
- 耶麻代学院でカルマらのクラスの担任を務めている女性。基本的に腕は二本しか出していないが、その気になれば多数の腕を生やすこともできる。
- 堅物のように見えるが、カルマを優しく見守っている。
- 早良/和尚(さわら/おしょう)
- 声:菱勝
- 耶麻代学院の用務員を務める僧侶。生前は高貴な人物だったが、現在は千手観音の部下である。
- 柔軟な思考の持ち主で、カルマらのバカ騒ぎに付き合うこともある。
主題歌
- オープニングテーマ「夏の終わりのニルヴァーナ」
- 歌:solfa feat. Ceui
- 作詞・作曲・編曲:iyuna
関連商品
CD
- 「夏の終わりのニルヴァーナ」
- コミックマーケット83にて先行発売され、本作と同じ2013年1月25日に一般発売された[2]。オープニングテーマとエンディングテーマの他、ボーナストラックとしてヒロインらによるドラマパートも収録される[2]。
脚注
外部リンク