売市(うるいち)は、青森県八戸市の地名のひとつ。売市1丁目から4丁目まであり、そのほかにも9つの小字がある[3]。中心市街地から程近い地域。
概要
八戸市の中央部に位置し、馬淵川下流の右岸の地区である。売市は1丁目から4丁目まで住所表示がされている西側と、長根を挟み、東側に小字の小侍、観音下、鴨ケ池地区がある。
売市1丁目から4丁目までの地区は、北に大橋が架かり、長苗代地区があり、東に長根、長根総合運動公園、南、西に根城が位置し、地区の中心を北西に国道104号が横断している。
小字の小待、観音下、鴨ケ池地区は北に城下、東に内丸、南に長根総合運動公園、西に長根が面している。
最寄の鉄道駅は本八戸駅である。
地名の由来
売市の由来は、植物のウルイ(オオバギボウシ)という説もあるが、詳しいことは分かっていない。
江戸時代には、売市の南側を荒谷と呼んでいたとされ、地内には「人まね こまね 荒谷のきつね 粕けで ぼんだぜ」という民謡が残っているとされる。(三戸郡誌)[4]
世帯数と人口
2017年(平成29年)4月30日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
丁目・小字 |
世帯数 |
人口
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一丁目 |
423世帯 |
845人
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二丁目 |
230世帯 |
501人
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三丁目 |
309世帯 |
694人
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四丁目 |
343世帯 |
768人
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鴨ケ池 |
314世帯 |
634人
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観音下 |
324世帯 |
541人
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輿遊下 |
1世帯 |
1人
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小待 |
384世帯 |
829人
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新坂平 |
45世帯 |
103人
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長根 |
77世帯 |
168人
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長根平 |
127世帯 |
270人
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馬場河原 |
22世帯 |
47人
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左水門下 |
121世帯 |
229人
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右水門下 |
113世帯 |
181人
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滝 |
1世帯 |
3人
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計 |
2,834世帯 |
5,814人
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歴史
- 元和4年(1616年)の知行目録に「六拾六石弐斗六升五合 長苗代、売市」とあり、藩政当初は盛岡藩に属し、根状南部氏に仕えていた。
- 正保4年(1647年)の南部領内総絵図によると、売市村228石の記録が残っている。
- この年の郷村帳によると、228石の73%にあたる168石が田であると記述がる。
- 明治元年(1868年)の「新撰陸奥国誌」によると、「家数88軒(中略)八戸市に近けれは貴属の邸宅等ありて、民居聊整り。然しも畑多けれども水田じゃ少なく(中略)麦と粟を殖へし」と記録がある。
- 昭和57年(1982年)2月1日 - 一部が内丸の一部になる。
- 平成14年(2002年)6月29日 - 住所表示を実施。一部が売市一~四丁目、長根一~二丁目に変更。
- 平成30年(2018年)2月10日 - 住居表示を実施。一部が長根三~四丁目に変更[5]、詳しくは長根を参照。
町名の変遷
実施後
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実施年月日
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実施前(各町名ともその一部)
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売市一丁目
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2002年6月29日
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大字売市字下久根、売市、輿遊下
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売市二丁目
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大字売市字新上町、杉山、売市、狐窪
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売市三丁目
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大字売市字狐窪、大字根城字梨子木、ヌタゴ、東構
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売市四丁目
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大字売市字下久根、売市、狐窪、坂ノ上、熊野堂、大字根城字梨子木、ヌタゴ
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産業
工業
商業
- しまむら根城店
- 薬王堂八戸長根店
- マエダストア売市店
- ツルハドラッグ八戸売市店
- アダチ文具売市店
- 東京靴流通センター八戸売市店
銀行
公的機関
教育機関
出典