壱岐対馬シーライン

壱岐対馬シーライン株式会社
種類 株式会社
略称 ITSL
本社所在地 日本の旗 日本
811-5463
壱岐市芦辺町箱崎中山触2575-22
設立 2016年1月13日
業種 海運業
法人番号 5310002019218 ウィキデータを編集
事業内容 一般旅客定期航路
代表者 中原晋輔
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壱岐対馬シーライン株式会社(いきつしまシーライン)は、日本海運会社

概要

壱岐で港湾土木業を中心とした事業を展開するなかはらグループが、従来、九州郵船が一社で運航していた博多航路において、島民の立場に立った航路サービスを提供するため設立した。壱岐から博多へ通勤・通学が可能な運航ダイヤ、JR在来船並みの運賃の実現を目標としている[1]

なかはらグループは1999年から航路参入を検討していたが、博多 - 壱岐 - 対馬航路は、海上運送法上の「指定区間」となっており、新規就航には博多 - 壱岐間は1日3往復(カーフェリー2往復、旅客300名・乗用車33台以上)壱岐 - 対馬間は1日2往復(内カーフェリー1往復、旅客75名・乗用車20台以上)の輸送条件を満たす必要があるため、就航船舶の目処がつかず、事業化は延期されていた[1]

2015年12月、使用船舶が確保され就航の目処が立ったことから、壱岐市議会に対して、壱岐島内の岸壁使用許可、運航許可および博多港の岸壁使用許可などについて所管する九州運輸局福岡市など関係機関への陳情、壱岐市からの出資[2]について協力を要望した[1]

2016年5月下旬から6月上旬にかけて、壱岐・対馬フェリーフェリーつばさのドック期間中の代船としてみかさが運航された。

当初は、2016年夏に運航開始予定とされていたが、2016年7月28日、高速船の整備の遅れにより、2016年夏から秋にかけて運航開始は困難との見通しを表明した。

沿革

  • 2016年
  • 2018年 4月14日 - みかさがSTU48専用劇場船として取得されたことが、STU48握手会にて発表。2019年4月11日に「STU48号」として改装工事が終了し、同4月16日から劇場運用を開始した[3]
    • 5月 - 元伊江村村営航路「ぐすく」を取得、船名をフェリーみかさとして就航(上記「みかさ」とは別の船)

航路

現在は壱岐対馬フェリーと傭船契約を結んでおり、壱岐対馬フェリーのダイヤで運航している。

船舶

「ニューいぜな」
「シーマックス」

フェリー1隻を使用している。壱岐・対馬フェリーにて運航中である。

フェリー

  • みかさ
1998年7月竣工、山中造船建造 元伊是名村「ニューいぜな」
654総トン、全長77.8m、幅12.5m、深さ8.24m、ディーゼル2基、5,600PS、航海速力19.0ノット
2016年5月から6月の壱岐・対馬フェリーの「フェリーつばさ」のドック期間中に同社が代船として運航し[4]、2016年12月1日より同社が土・月曜日を除き毎日運航している[5]
2018年4月14日STU48瀬戸内7県握手会岡山会場において、専用劇場船となることが発表された[6]

高速船

石崎汽船「シーマックス」を整備の上就航させる構想があったが、同船は2017年に安栄観光の「ぱいじま2」として就航しており、本船の使用は断念したものとみられる。
284総トン、航海速力40ノット、旅客定員200名

脚注

  1. ^ a b c “博多航路に新規参入計画 なかはらグループがフェリー確保”. 壱岐新聞 (壱岐新聞社). (2015年12月15日). http://iki-guide.com/?p=3681 2016年8月21日閲覧。 
  2. ^ 壱岐市は2015年度時点で九州郵船に対して9,000株(約430万円相当)を出資している。
  3. ^ STU48号が就航 日本初の劇場専用船に300人が熱狂! 東京中日スポーツ(2019年4月17日)https://web.archive.org/web/20190417021430/https://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/entertainment/news/CK2019041702000204.html
  4. ^ フェリーつばさドックのお知らせ - 壱岐・対馬フェリー、2016年5月25日
  5. ^ 12月1日より みかさ就航 - 壱岐・対馬フェリー、2016年11月30日
  6. ^ “STU48「船上劇場」外観お披露目 瀧野由美子は感涙” (日本語). 東スポWEB (東京スポーツ新聞社). https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/80062?page=1 2018年4月15日閲覧。 

関連項目

外部リンク