坂ノ市町(さかのいちまち)は、かつて大分県北海部郡にあった町。
1963年3月10日に、旧大分市をはじめとする2市3町1村で新設合併し、新たに大分市となった。現在の坂ノ市地区にあたり、旧坂ノ市町役場のあった場所には、現在、大分市役所の坂ノ市支所が置かれている。
歴史
古代には海部郡佐加郷、丹生郷および佐尉郷の一部であった。なお、当時の佐加郷は現在の佐賀関等を含む広い地域であったと考えられている。佐加郷は中世には佐賀郷となった。
坂ノ市という地名は、明治末期の佐賀村、市村の合併によって誕生した佐賀市村に遡り、佐賀村および市村の村名に由来する合成地名の一種である。
ただし、「佐賀」を「坂」と置き換えて記載することは佐賀村と市村の合併以前より行われており、佐賀市村誕生以前に存在した金融機関の出張所名に「坂之市」の記載が見られる[1]。
行政区域の変遷
交通
鉄道
産業
窯業
参考文献
- 角川日本地名大辞典編纂委員会編『角川日本地名大辞典 44 大分県』角川書店、1980年1月
関連項目
脚注