土田 将雄(つちだ まさお、1923年1月16日[1] - 2018年10月26日)は、日本の国文学者、イエズス会司祭。上智大学元学長・名誉教授、藤女子大学元学長。専門は日本中世文学、特に細川幽斎[2]。
経歴・人物
東京市芝区新堀町(現・東京都港区)生まれ[1]。旧制芝中学校を経て、1943年慶應義塾大学経済学部入学[1]。しかし戦況の悪化のため、同年横須賀第二海兵団に入り[1]、1945年9月海軍中尉[1]。
第二次世界大戦後は復学し、1946年イエズス会に入会する[1]。1947年慶應義塾大学経済学部を卒業[1]。1952年上智大学文学部哲学科卒業[1]。1954年同大学大学院哲学研究科修士課程修了[1]。1956年、司祭に叙階[1]。1957年同大学大学院神学研究科修士課程修了[1]。1958年から1959年にかけてフランス、イギリス、アイルランドに学ぶ[1]。1959年、上智大学講師[1]。1965年慶應義塾大学大学院文学研究科国文学専攻博士課程退学[1]。1966年社会福祉専修学校長[1]。1967年上智大助教授[1]、1969年同教授[1]。1979年から1985年まで、同大学文学部長[1]。1987年から1993年まで上智大学学長[1]。1990年「細川幽斎の研究」で慶應義塾大学文学博士号を取得[1]。1993年-1997年藤女子大学学長。1988年聖母大学理事。
2018年10月26日、老衰のため95歳で死去[3]。
受賞・栄典
著書
- 『細川幽斎の研究』笠間書院 1976
- 『続・細川幽斎の研究』笠間書院 1994
編纂
- 細川幽斎『衆妙集』編および翻刻 古典文庫 1969
- 『細川玄旨集』編 古典文庫 1986
- 『細川幽斎聞書』編 古典文庫 1987
- 『綿考輯録 第4-6巻 忠利公』編 出水神社 1989-1990
- 『綿考輯録 第7巻 光尚公』編 出水神社 汲古書院 1991
監修
論文
脚注