国分 良成(こくぶん りょうせい、1953年(昭和28年)11月1日 - )は、日本の政治学者。慶應義塾大学名誉教授。専攻は現代中国政治(中国共産党問題研究家)。学位は、博士(法学)(慶應義塾大学・2002年)。
東京都出身。防衛大学校長(2012年 - 2021年)。公益財団法人総合研究開発機構理事を務めた。
略歴
学歴
- 1976年03月 - 慶應義塾大学法学部政治学科卒業
- 1978年03月 - 同大学院法学研究科修士課程修了
- 1981年03月 - 同博士後期課程単位取得
- 2002年07月 - 博士(法学)(慶應義塾大学、学位論文『現代中国の政治と官僚制 : 国家計画委員会を中心に』[1])
職歴
- 1981年04月 - 慶應義塾大学法学部専任講師
- 1985年04月 - 同助教授
- 1992年04月 - 同教授
- 2003年04月 - 2007年3月 - 慶應義塾大学東アジア研究所長(兼任)
- 2007年04月 - 2011年9月 - 慶應義塾大学法学部長(兼任)
- 2008年07月 - 公益財団法人総合研究開発機構評議員[2]
- 2014年06月 - 同理事(すでに退任)[2]
- 2012年04月 - 慶應義塾大学退職、防衛大学校長[3]
- 2019年 -慶應義塾大学名誉教授
- 2021年03月 - 防衛大学校長退任[4]
在外研究歴
- 1982年-1983年 - 米国ハーバード大学フェアバンクスセンター研究員
- 1983年-1984年 - 米国ミシガン大学中国研究センター研究員
- 1987年-1988年 - 中国復旦大学(上海)研究員
- 1997年- 中国北京大学政治学・行政管理学部客員研究員(短期)
- 1998年- 台湾大学法学院客員研究員(短期)
学外における役職
- 2005年から07年までアジア政経学会理事長、2006年から08年まで日本国際政治学会理事長を務めた。
- 日本比較政治学会理事、日本現代中国学会理事
- 『中央日報』(韓国)海外コラムニスト
- The China Quarterly編集委員、The Journal of East Asian Studies編集委員
活動
石川忠雄の門下生。内閣官房「日・ASEAN包括的経済連携構想を考える懇談会」、外務省「新日中友好21世紀委員会」など中国を中心としたアジア関係の外交・経済問題に関する政府の審議委員を務めるなど、政府機関への登場も多い。
受賞歴
- 1997年、『アジア時代の検証』で毎日新聞社アジア太平洋賞特別賞
- 2004年、『現代中国の政治と官僚制』などでサントリー学芸賞受賞
- 2004年、『現代中国の政治と官僚制に関する研究』で義塾賞受賞
- 2017年、『中国政治からみた日中関係』で第12回樫山純三賞受賞[5]
著書
単著
共著
編著
- Challenges for China-Japan-U.S. cooperation, (Japan Center for International Exchange, 1998).
- 『現代アジア危機からの再生』(慶應義塾大学出版会、1999年)
- 『中国全球化が世界を揺るがす――われわれの命運を握る中国の決断』(ウェッジ[ウェッジ選書]、2000年)
- 『グローバル化時代の中国』(日本国際問題研究所, 2002年)
- 『中国文化大革命再論』(慶應義塾大学出版会、2003年)
- 『現代東アジアと日本(2)中国政治と東アジア』(慶應義塾大学出版会、2004年)
- 『世界のなかの東アジア』(慶應義塾大学出版会、2006年)
- 『中国の統治能力――政治・経済・外交の相互連関分析』(慶應義塾大学出版会、2006年)
- 『現代東アジア――朝鮮半島・中国・台湾・モンゴル』(慶應義塾大学出版会, 2009年)
共編著
脚注
外部リンク
- 先代
- 大芝亮
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- 日本国際政治学会理事長
- 2006年 - 2008年
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- 次代
- 田中明彦
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- 槇智雄1952.8.19-1965.1.16
- 大森寛1965.1.16-1970.7.1
- 猪木正道1970.7.16-1978.7.15
- 土田國保1978.9.29-1987.3.24
- 夏目晴雄1987.3.24-1993.9.30
- 松本三郎1993.10.1-2000.3.31
- 西原正2000.4.1-2006.3.31
- 五百籏頭眞2006.8.1-2012.3.31
- 國分良成2012.4.1-2021.3.31
- 久保文明2021.4.1-
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