四王子神社(しおうじじんじゃ)は、徳島県徳島市八万町に鎮座する神社である。
歴史
創建年は不詳。天照大神の第4の王子である活津日子根命を祀っており、社伝によると豊浦庄の産土神で当初は竜神大明神と称した。社宝として1564年(永禄7年)7月23日に飯道寺から譲り受けた十一面観音像がある[1]。
1876年(明治9年)に村社に列し、1909年(明治42年)に神饌幣帛料供進に指定される。境内には1774年(安永3年)の手水鉢や1865年(慶応元年)の銘のある狛犬がある[1]。
11月2日の祭礼には幟を立て供え物をし、山の神である眉山に対して祈願する。また7種類の神踊り歌も伝えられている。ほかにも八万町内には天照大神の第一皇子・天之忍穂耳命を祀る一王子神社と第三王子・天津日子根命を祀る王子神社がある[2]。
祭神
境内社
- カケの水神さん - 四王子神社の境内社で長谷地区の水神として祀られている。祭神は罔象女命、大山祇命。
交通
関連項目
徳島市内にある天照大神の王子を祀る神社。
脚注
- ^ a b 『角川日本地名大辞典 36 徳島県』(1986年 ISBN 4040013603)
- ^ “八万町の昔を探そう”. 徳島県立文化の森総合公園. 2024年4月26日閲覧。