善行院(ぜんぎょういん)は、京都府京都市上京区にある、日蓮宗の寺院。山号は日洋山。日蓮宗大本山妙顕寺の塔頭寺院。洛陽十二支妙見霊場の一つ、唯一天拜の妙見大菩薩を祀る。洛陽十二支妙見めぐりでは最初の子年、西陣の妙見宮として知られる。
歴史
1466年(文正元年)に恵眼院日富上人によって開山された。
第111代後西天皇(1638年-1685年)が皇居清涼殿にて国家安穏を祈念した妙見大菩薩が祀られている。後西天皇がある日、「法華経によってこの妙見大菩薩を祭祀せよ」という霊夢をみたことにより、妙顕寺に移された。1830年(文政13年)に第二十八世日謙上人が妙見堂を建立して以後、善行院にて祀られることとなった。
1861年(文久元年)には洛陽二十八宿妙見の十二番札所として栄え、天拜の妙見様として近隣の信仰を集めた。
廃仏毀釈により、一時衰退するも1986年(昭和61年)の洛陽十二支妙見復興に伴い、十二支最初の「子」年の妙見宮として再興された。
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