名東県(みょうどうけん)は、阿波国・讃岐国・淡路国を範囲とした県。範囲は、当初は現在の徳島県および兵庫県淡路島であったが、下記「沿革」に示す通り、過半の期間で香川県も含まれていた。県庁所在地は徳島。1871年12月26日に設置され、1876年8月21日に廃止された。
概要
後年作成された1872年(
明治4年)旧12月の行政区画地図における名東県
県名は、県庁が置かれた名東郡徳島(現在の徳島市)の郡名に因む。約4年9か月だけ存在した。
県の領域は変動したが、その過半の期間(約2年7か月)は、阿波国・淡路国・讃岐国の3国を領域とした。初期(約1年3か月)と末期(約11か月)には、阿波国・淡路国の2国のみから構成され、これは旧徳島藩の領地と一致していた。
沿革
管轄地域
歴代知事
関連項目