参同契(さんどうかい)は、中国唐代の禅僧石頭希遷による禅の詩。
参は現象、同は平等、契は一致という意味で、現象と平等とは一致しているという意味となる。
曹洞宗では毎朝の仏祖諷経で『宝鏡三昧』と交互に読まれる。
五言×44句の220字からなる。2句、4句の偶数句ごとに韻が踏まれている。
当時、南北に別れていがみ合っていた禅宗の融和をはかるために作成されたとされる。