千葉県文化会館(ちばけんぶんかかいかん)は、千葉県千葉市中央区にある文化施設。
概要
千葉都市モノレール1号線県庁前駅の東400メートルに位置する亥鼻公園の丘陵地に建つ。本館と別館(聖賢堂)があり、本館には大ホール(1787席)、小ホール(252席)、練習室5室、レストラン(130席)、別館には会議室4室、公益財団法人千葉交響楽団の事務局がある。本館の玄関は東西に1つずつあり、ロビーをはさんで南側が大ホール、北側が小ホールとなっている。別館は本館の北東側に隣接。
この地にはもともと千葉大学教育学部(旧千葉師範学校)があったが、1962年西千葉キャンパスに移転し、跡地は千葉県に払い下げられた。建物は1965年10月21日に着工[4]、大高正人が設計[5]、戸田建設の施工により1967年2月に竣工[3]、同年3月18日に落成式[6]、同年4月1日に営業を開始[1]。日本建築学会賞作品賞とBCS賞を受賞した[3]。大ホールの屋根のテントのような外観、リズミカルに張り出したバルコニー席などにデザイン上の特徴がある。管理運営は公益財団法人千葉県文化振興財団(聖賢堂3階)が行っている[2]。2013年3月に、一般社団法人日本音響家協会の優良ホール100選に認定される。2018年に千葉県立中央図書館の拡充項目として、DOCOMOMO JAPAN選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築に認定されている[7]。
2023年4月から2025年7月(予定)まで、大規模改修工事のため長期休館中[8]。
実績
千葉県少年少女オーケストラがこのホールを本拠地として活動を行っている。また、毎年千葉県吹奏楽コンクールA・B部門の予選及び本選の会場にもなっている。
2012年度より、隔年で日本学校合奏コンクールグランドコンテスト(全国大会)の会場となっており、その予選にあたる千葉県大会が毎年この会場で開催されている。
交通
鉄道
バス
- 京成バス
- 千03:千葉駅 - 中央三丁目 - 郷土博物館・千葉県文化会館 - 中央博物館 - 千葉大学病院(平日のみ)
- 千03-1:千葉駅 - 中央三丁目 - 郷土博物館・千葉県文化会館 - 中央博物館 - 千葉大学病院 - 市立青葉病院 - 南矢作
- 千04:千葉駅 - 中央三丁目 - 郷土博物館・千葉県文化会館 - 中央博物館 - (千葉大学病院非経由) - 市立青葉病院 - 南矢作(早朝・夜間 - 深夜のみ)
- ちばシティバス
- 千21:千葉駅 - 広小路 - 郷土博物館・千葉県文化会館 - 中央博物館 - 千葉大学病院 - 市立青葉病院 - 南矢作 - 川戸都苑
- 稲102:稲毛駅 - 千葉駅 - 広小路 - 郷土博物館・千葉県文化会館 - 中央博物館 - 千葉大学病院 - 市立青葉病院 - 南矢作 - 川戸都苑
自動車
脚注
出典
- ^ a b c “施設概要”. 千葉県文化会館. 2016年11月3日閲覧。
- ^ a b 「公益財団法人スタート」(PDF)『財団NEWS』第15号、千葉県文化振興財団、2012年4月26日、1頁、2016年11月3日閲覧。
- ^ a b c “千葉県文化会館”. BCS賞受賞作品. 日本建設業連合会. 2016年11月3日閲覧。
- ^ “文化会館建設に着手、42年春完成へ、起工式、副知事がクワ入れ”. 千葉日報 (千葉日報社): pp. 朝刊 1. (1965年10月22日)
- ^ “県文化会館など設計 大高正人氏が死去”. 千葉日報 (千葉日報社): pp. 朝刊 18. (2010年12月28日)
- ^ “県文化会館 豪華に幕開け、落成式雅楽え祝う、きょうから一般に公開”. 千葉日報 (千葉日報社): pp. 朝刊 1. (1967年3月19日)
- ^ DOCOMOMO. “千葉県立中央図書館, 千葉県文化会館および聖賢堂を含む千葉文化の森”. docomomo. 2022年6月7日閲覧。
- ^ “【重要】千葉県文化会館リニューアルオープン後の利用受付について - 千葉県文化会館”. 公益財団法人 千葉県文化振興財団 (2024年6月26日). 2024年11月17日閲覧。
参考文献
関連項目
外部リンク