十八楼(じゅうはちろう)は、岐阜を代表する老舗旅館。万延元年創業。岐阜市の川原町界隈に位置し、長良川温泉の旅館のひとつである。館内から長良川鵜飼船着場への専用通路がある。屋号は松尾芭蕉の名文「十八楼の記」に由来。
施設
- 客室 111室、定員534名 - 露天風呂付特別室17室、一般和室95室、和室(ツイン)1室、洋室(アウトバス)5室
- 宴会場 - コンベンションホール(洋宴会場)609m2、180畳、160 畳、他8会場
- 結婚式場、法要殿
- 会議室 - 400名×1、200名×2、80名×3、50名×2、30名×4
- レストラン - 土蔵レストラン「時季の蔵」、夜食処「遊膳」
- 浴場
- 「川の音」露天風呂、男女入替制、2005年オープン
- 「川の瀬」展望内風呂、男女入替制、2013年リニューアルオープン
- 「蔵の湯」展望風呂、男女入替制、2012年オープン
- 川原町文庫(図書ルーム)
- リラクゼーション川遊(エステ)- 男性1名の利用は不可
- 浴衣コーナー - 女性用浴衣・帯レンタル
- 鵜飼小路 - 船着場までの専用通路
- その他 - ロビー、売店、夜食コーナー、エステルーム、カラオケルーム、水琴窟
女将
団体客向け観光ホテルとして隆盛したが、客足減少に伴い老舗旅館へ転換し、その際に支配人制をやめて女将職を設けた[1]。現在の若女将は伊藤知子。父は8代目当主(七代目の娘婿)で株式会社十八楼代表取締役の伊藤善男[2][3]。2003年に28歳で結婚し夫の伊藤豊邦(現・岐阜観光ホテル十八楼代表取締役社長)が豊田合成を退職して旅館を継ぐこととなり夫婦で十八楼に入社[4][1][5]。「長良川温泉女将会」会長、「岐阜まんまる女将の会」などの活動をしている。十八楼グループの不動産管理を行っている伊藤産業の代表取締役、岐阜市教育委員も務める[1][3]。
その他
近隣の観光スポット
注釈
- ^ a b c 「女将のこえ219」伊藤 知子さん、十八楼( 岐阜県長良川温泉)旬刊旅行新聞 2019年2月26日
- ^ 宿の名前の由来は、松尾芭蕉が遺した記 - 長良川おんぱく
- ^ a b 企業案内十八楼
- ^ 株式会社十八楼 若女将 伊藤知子さん - ぎふ42市町村ネットワーク
- ^ 十八楼岐阜商工会議所 月刊石垣2016年5月号
- ^ “経営戦略の転換に本腰 宿泊客減続く長良川河畔のホテル・旅館”. 岐阜新聞. (2007年12月1日). http://www.gifu-np.co.jp/kikaku/2007/closeup/keizai071201.shtml 2013年8月18日閲覧。
- ^ “児童ら「曳家」に挑戦 岐阜の老舗旅館「十八楼」”. 47NEWS. (2009年5月24日). http://www.47news.jp/CI/200905/CI-20090524-00318.html 2013年8月18日閲覧。
外部リンク