北豊島中学校・高等学校
北豊島中学校・高等学校(きたとしまちゅうがっこう・こうとうがっこう)全日制課程は、東京都荒川区東尾久六丁目に所在し、中高一貫教育を提供する私立女子中学校・高等学校。高等学校においては、中学校から入学した内部進学の生徒と高等学校から入学した外部進学の生徒との間では、第1学年から混合してクラスを編成する併設混合型中高一貫校[1][2]である。高校からはクラスが特進コース、総合コース、国際英語コースがある。 高等学校においては、男女共学の通信制課程も設置しているが、所在地は異なる。 概要秋上ハル、林政穂が真に自立して社会に貢献できる女性の育成を目指し、1926年(大正15年)4月、北豊島女学校を創立。人間愛を教育の基本とし、真に才能ある者の芽を育て伸ばすという、個性尊重の教育に情熱を傾けた。 1943年、女学校令による学校となり、学校名も財団法人北豊島高等女学校となった[3]。 1950年(昭和25年)4月、学校令改正により、財団法人北豊島学園北豊島高等学校となり、北豊島中学校、北豊島幼稚園を設置する。同年には、普通科に商業コースが併設されたが、1975年に廃止された[4]。なお、それに代わって1976年から保育コースが開設された[4]。 北豊島中学校は1957年(昭和32年)から休校となったが、1990年(平成2年)4月に再開し、中高一貫教育を展開している。 1998年(平成10年)4月1日、高等学校通信制課程広域を開設(東京都・千葉県・神奈川県・埼玉県)。 近年では進学に力を入れている。高等学校全日制課程は、特進・総合・国際英語の3コースに分かれている。全コースにおいて英語教育に力を入れており、少人数制教育と「徹底的」[5]な個別指導により進学実績を上げてきている。 象徴校訓
制服設置形態
教育課程特進コース国公立大学・難関私立大学の現役合格を目指す。実際に、国公立や早慶レベルの合格者も出しており、進学実績も伸びている。 授業は「高1段階から授業ではオリジナル教材やプリント」[6]で行われており、各学年とも英数ではレベル別に多段階化された放課後の進学ゼミ(長期休暇中も実施)が開講されている。また、個別指導が盛んなため、「先生を直撃して勉強を見てもら」[5]うなど、「日常的には集団でなく、個人個人に合った個別指導がいつでも受けられる。毎朝、昼休み、放課後に先生と1対1、1対2などで細かく指導を受けられる」[7]ため、「予備校に通わず現役で合格できるシステムが整って」[8]いる。 総合コース医療系や栄養系、家政・芸術・情報系の短大や専門学校など、幅広い進路目標に対応できるよう、幅広い選択科目の中から、自分の進路実現に必要不可欠な科目選択ができるコースである。多数が私立大学の現役合格を果たしている。 国際英語コース私立大学文系科や、英語圏の大学への進学を目的としている。ネイティブ英語教師や同等のスピーキング能力を持つ日本人英語教師が指導に当たり、3年次には最大で週22時間の英語授業がある。 各コースとも自由参加の夏・冬期休暇中の勉強合宿では、宿泊施設のフローラヒル那須に泊まり、受験勉強が行われる。 土曜講座生徒一人ひとりの技能と教養を習得させるため、受験対策や趣味に合わせて自主的に選択する。講座には校外から専門の講師を招いている。
その他
学校行事(全日制)
北桜祭毎年10月に2日間にわたって行われる。1日目が在校生のみを対象とした展示発表、2日目が一般客を対象とした展示発表となっている。女子校ということもあり、入場は完全チケット制とされ、生徒1人が配れるチケット枚数にも制限がある。さらにチケット配布には保護者の承諾印も必要である。 スポーツ大会6月に2日間にわたり開催される。高校と中学で競技で分かれる。 体験教室高1・2年次は7月に歌舞伎鑑賞教室がある。高3年次はオペラ鑑賞教室がある。また、高1は夏休み頃に高田馬場でボウリング・スケートをする。 部活動吹奏楽部、バレーボール部、ギター部(クラシックギター)の活動が特に盛んである。
交通アクセス沿革年表
主な出身者
関連項目脚注および参照
外部リンクInformation related to 北豊島中学校・高等学校 |