北畠神社

北畠神社

拝殿
地図
所在地 三重県津市美杉町上多気1148
位置 北緯34度31分06.8秒 東経136度17分55.9秒 / 北緯34.518556度 東経136.298861度 / 34.518556; 136.298861 (北畠神社)座標: 北緯34度31分06.8秒 東経136度17分55.9秒 / 北緯34.518556度 東経136.298861度 / 34.518556; 136.298861 (北畠神社)
主祭神 北畠顕能
社格 別格官幣社別表神社
創建 寛永20年(1643年
別名 国司さん
例祭 5月5日10月13日
地図
北畠神社の位置(三重県内)
北畠神社
北畠神社
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北畠神社(きたばたけじんじゃ)は、三重県津市美杉町上多気にある神社。国の史跡「多気北畠氏城館跡」に鎮座し、初代伊勢国司として南朝奉護に尽くした北畠顕能を主祭神とする。建武中興十五社で唯一、近世以来の由緒を持つ。

歴史

由来書によれば、北畠具房の4代孫鈴木孫兵衛家次寛永20年(1643年)3月、旧縁の地に小祠を設けて北畠八幡宮と称したのが創祀という。ただし、当初は八幡神勧請のみで、顕能を奉祀したのは元禄年間に下るとの説もある[1]。やがて八幡三神に倣い、北畠親房顕家を合祀する。1881年明治14年)11月村社北畠神社に改称。1907年(同40年)12月多芸村内の16社を合祀し、1916年大正5年)宝庫・社務所などを整備。1928年昭和3年)10月社殿を新造して主神を遷座し、11月10日別格官幣社に昇格した。別当寺の真善院が現在の庭園の位置にあったが、天保11年(1840年)春に火災に遭い、再興しないまま1898年明治31年)廃絶した。

祭神

北畠顕能歌碑

祭事

  • 元旦祭(1月1日)
  • 建国記念祭(2月11日)
  • 祈年祭(2月17日)
  • 初午祭(3月午の日)
  • 伊勢国司講社大祭(5月5日)
  • 秋季大祭(10月13日)
  • 新嘗祭(11月23日)

境内末社

留魂社

多芸神社(たげじんじゃ)

  • 1907年(明治40年)に合祀された多芸の産土神

留魂社(りゅうこんしゃ)

文化財

北畠氏館跡庭園

史跡(国指定)

  • 北畠氏館跡(「多気北畠氏城館跡」のうち)
  • 2017年(平成29年)4月6日、北畠氏館が続日本100名城(153番)に選定された

名勝(国指定)

  • 北畠氏館跡庭園
上記の史跡・名勝は1936年(昭和11年)9月、「北畠氏館跡庭園」として国の史跡及び名勝に指定された。北畠氏の居城跡は別途「霧山城跡」として同年に国の史跡に指定された。2006年平成18年)7月に「北畠氏館跡庭園」と「霧山城跡」の2件を統合し、指定地域を追加の上、「多気北畠氏城館跡 北畠氏館跡 霧山城跡」の名称で改めて国の史跡に指定された[2][3]

交通

脚注

  1. ^ 八代国治 『北畠顕能公』 飯南多気郷友会、1933年、NCID BA37527601
  2. ^ 平成18年7月28日文部科学省告示第116号
  3. ^ 「北畠氏館跡庭園」の名勝としての指定は継続されている。

関連図書

関連項目

外部リンク