北村 源三(きたむら げんぞう)(1937年[1] - )は、日本のトランペット奏者。
略歴
京都府出身[1]。京都市立堀川高等学校を経て東京芸術大学に学ぶ。大学在学中の1958年、第27回日本音楽コンクール管楽器部門第1位入賞[1]。1960年NHK交響楽団に首席トランペット奏者として入団、以後25年間にわたって首席奏者を務めた[1]。1962年から1965年までウィーン国立アカデミーに留学、ヨゼフ・レボラ(ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団首席トランペット奏者)に師事。1991年にNHK交響楽団の第11回有馬賞を受賞[2]。1993年にNHK交響楽団を定年退職し、以降N響団友として活動。N響退団後もソロまたはアンサンブルで数多くのコンサート活動を行う。2011年にはウィーンでオルガン伴奏によるソロCD『Con Spirito』を録音。演奏活動を通じて国内外に多くの知己を持つ。
教育者としては国立音楽大学、東京芸術大学などで後進の指導にあたり、津堅直弘、曽我部清典、数原晋、森重修実など数多くの第一線で活躍する演奏家を育て、日本のトランペット界に大きな影響を与えた。京都市立京都堀川音楽高等学校芸術顧問。元日本トランペット協会会長(後に名誉会員)。日本トランペット協会道央協会、芸術の森ブラス・アンサンブル名誉顧問。
CD
- VOCALISE (1992年)
- 長尾洋史 管楽器の名手を迎えて (2001年)
- Con Spirito (2011年)
他にNHK交響楽団の一員として多くの録音に参加している。
脚注