北國 浩二(きたくに こうじ、1964年 -)は、日本の小説家。大阪府大阪市生まれ。
来歴
2003年、近未来を舞台とした謀略探偵小説『ルドルフ・カイヨワの事情』で第5回日本SF新人賞に佳作入選(同年の受賞者は八杉将司、もう1人の佳作入選者は片理誠)。2005年5月、同作を改題した『ルドルフ・カイヨワの憂鬱』でデビューした。
第2作目の『夏の魔法』は、Amazon.co.jpの「Best Books of 2006 エディターズ・ピック:文芸」でベスト20作品のうちの1作に選出された[1]。
第3作目の『リバース』は、『2010 本格ミステリ・ベスト10』で9位にランクインした。
作品リスト
単著
- ルドルフ・カイヨワの憂鬱(2005年5月 徳間書店) - 「ルドルフ・カイヨワの事情」を改題
- 夏の魔法(2006年10月 東京創元社ミステリ・フロンティア)
- リバース(2009年6月 原書房 / 2012年8月 PHP文芸文庫)
- サニーサイド・スーサイド(2010年9月 原書房)
- アンリアル UnReal(2010年11月 講談社BOX)
- 嘘(2011年7月 PHP研究所 / 2015年3月 PHP文芸文庫)
- ペルソナの鎖(2013年9月 新潮社)
- 名言探偵(2014年5月 PHP研究所)
- 【改題】猫のいる喫茶店の名言探偵(2016年9月 PHP文芸文庫)
- ヘブンズスラム 横浜市警第3分署(2014年9月 徳間文庫)
- ブラッドショット 横浜市警第3分署(2015年2月 徳間文庫)
- 白般若は語らない(2015年8月 富士見L文庫)
- 夏の償い人 鎌倉あじさい署(2016年6月 祥伝社文庫)《北國之浩二名義》
アンソロジー
「」内が北國浩二の作品
- 虚構機関―年刊日本SF傑作選(2008年12月 創元SF文庫)「靄の中」 - 初出:徳間書店『SF Japan』2007年冬号
単行本未収録短編
- ミッシング(徳間書店『SF Japan』2008年冬号)
脚注
関連項目
外部リンク