北参道駅(きたさんどうえき)は、東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目にある、東京地下鉄(東京メトロ)副都心線の駅である。駅番号はF 14。
概要
現在の副都心線が13号線として計画された当初、明治通り・千駄ヶ谷地区に駅が設置される予定はなかったが、渋谷区などの要望によって1999年(平成11年)5月に設置許可がなされて設置が実現した[3]。駅名の仮称は「新千駄ヶ谷」であったが[3]、近隣にある明治神宮の北参道や明治通りの「北参道交差点」から、「北参道駅」の名称が採用された。なお、北参道の交差点下には、2000年に開通した都営地下鉄大江戸線が通っているが、代々木駅との距離が近いため乗換駅は新設されなかった(大江戸線の当初の計画から駅の設置予定はなかった)。
明治通りから明治神宮の北参道鳥居まで続く道はかつて、表参道に対して「裏参道」と呼ばれていた[4]。また、北参道交差点は1950年代まではロータリー交差点となっており、ロータリーの中央には大きなケヤキの木があって風情を添えていたが、首都高速道路4号新宿線の建設や交通量の増加などから現在の状態に改められた[5]。
歴史
駅構造
島式ホーム1面2線を有する地下駅。可動式ホーム柵と可動ステップが設置されている。
明治通りの直下、千駄ヶ谷三丁目西交差点付近に位置する。駅は地表から約16mと副都心線の新規開業区間では浅い所にある。
のりば
(出典:東京メトロ:構内図)
発車メロディ
開業当初からスイッチ制作の発車メロディ(発車サイン音)を使用している。
曲は1番線が「ぐるぐる」(谷本貴義作曲)、2番線が「プラット散歩2」(福嶋尚哉作曲)である[7]。
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3番出入口(2017年8月)
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ホーム(2017年8月)
利用状況
2023年度の1日平均乗降人員は22,635人であり[メトロ 1]、東京メトロ全130駅中120位。
開業以来の1日平均乗降・乗車人員推移は下表の通りである。
年度別1日平均乗降・乗車人員[8]
年度
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1日平均 乗降人員[9]
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1日平均 乗車人員[10]
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出典
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2008年(平成20年)
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[備考 1]10,606
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[備考 1]5,388
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[* 1]
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2009年(平成21年)
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12,029
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6,041
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[* 2]
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2010年(平成22年)
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13,065
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6,512
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[* 3]
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2011年(平成23年)
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13,183
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6,577
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[* 4]
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2012年(平成24年)
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14,376
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7,140
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[* 5]
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2013年(平成25年)
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18,327
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9,134
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[* 6]
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2014年(平成26年)
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20,245
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10,085
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[* 7]
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2015年(平成27年)
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21,942
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10,932
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[* 8]
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2016年(平成28年)
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23,051
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11,501
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[* 9]
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2017年(平成29年)
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23,969
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11,986
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[* 10]
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2018年(平成30年)
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24,355
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12,181
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[* 11]
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2019年(令和元年)
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24,879
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12,456
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[* 12]
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2020年(令和02年)
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[メトロ 2]17,386
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2021年(令和03年)
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[メトロ 3]18,739
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2022年(令和04年)
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[メトロ 4]20,737
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2023年(令和05年)
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[メトロ 1]22,635
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- 備考
- ^ a b 2008年6月14日開業。開業日から翌年3月31日までの計291日間を集計したデータ。
駅周辺
駅西方に明治神宮があり、少し離れて北東方には新宿御苑、東方には明治神宮外苑がある。アパレルメーカーなどの事業所やマンションが比較的多く立地する。
当駅は乗換駅ではないが、JR東日本代々木駅までは1番出入口から徒歩5分程度である。千駄ケ谷駅も徒歩10分程度の距離である。
2番出入口
南側の出入口。IBFプランニングビル内。
3番出入口
コープ共済プラザ内。
バス路線
都営バス北参道停留所とコミュニティバス「ハチ公バス」の北参道交差点停留所が近くにある。
隣の駅
- 東京地下鉄(東京メトロ)
- 副都心線
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- ■急行・■通勤急行
- 通過
- ■各駅停車
- 新宿三丁目駅 (F 13) - 北参道駅 (F 14) - 明治神宮前〈原宿〉駅 (F 15)
脚注
注釈
出典
- 東京地下鉄の1日平均利用客数
- 東京都統計年鑑
関連項目
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北参道駅に関連するカテゴリがあります。
外部リンク