『ゆきねライフロギング!』は、コーエーテクモゲームスより発売されたコンピュータゲーム『シェルノサージュ〜失われた星へ捧ぐ詩〜』と『アルノサージュ〜生まれいずる星へ祈る詩〜』を中核とした『サージュ・コンチェルト』の一環として書かれた日本のライトノベルのサイエンス・フィクション。レーベルは桜ノ杜ぶんこ、ディレクターは土屋暁、作者は糸井健一、イラストは南浜よりこが担当している。2014年10月20日に第一巻の『ゆーきちゃん、トナリのセカイはホントにアルノかにゃ? ゆきねライフロギング!1』が、2016年5月20日に第二巻の『ユーキさん!トナリのセカイはホントにアルノですか? ゆきねライフロギング!2』が刊行された。
前述の二つのコンピューターゲーム作品のヒロイン、イオンの正体である結城寧を主人公とし、コンピューターゲーム作品の世界であるCIEL世界からは7次元先(つまり全くの異世界)[1]、そのゲームのプレイヤーである我々がいる世界からは6次元先(平行世界)にある、彼女の故郷であるアース世界にて、人知れず複数の並行世界や異世界の存在が来訪する世界で生きる彼女が、如何にしてCIEL世界に召喚されるに至ったかを語る、コンピューターゲーム作品の前日譚に当たる物語である。
ゆーきちゃん、トナリのセカイはホントにアルノかにゃ? ゆきねライフロギング!1
あらすじ
自分の住まう次元世界から別の次元世界に接触する技術を持つ民間研究者ユーキらは、研究費を賄うために、とある中年夫婦から「一〇年前に、死んだ子供の魂と話がしたい」という依頼を受けた。死者の魂が住まう『黄泉次元世界』へと比較的安全に接触する技術を持っていたユーキらは、その老夫婦の子メーンクーを黄泉次元から呼び出そうとするが、その最中に黄泉次元を経由してユーキ達の世界へ次元介入を行おうとする者の侵入を受け、本来メーンクーが現れるはずのゲートに現れたのはユーキの背丈を超す巨大な黒い獣だった。ユーキは何とかその獣を別の世界次元に追い出したものの、それに巻き込まれて自らも彼女が作ったAI搭載端末「クリグラ」とともに別の世界次元に放り出された。
ユーキさん!トナリのセカイはホントにアルノですか? ゆきねライフロギング!2
監修とプロット作成は富松元気。
あらすじ
PJ:ライトノベル
- ^ 土屋氏の世界観では4次元が「時間軸」、5次元が「可能性軸」、6次元が「集合的無意識」、7次元を「世界」と設定されている。