兵庫県立千種高等学校(ひょうごけんりつ ちくさ こうとうがっこう)は、兵庫県宍粟市にある県立高等学校である。
概要
かつては西播学区に属していたが、2010年度(平成22年度)の入学生より県下全域から出願可能となっている[1]。
現在は定員1学年1学級(40名)の、山間部にある小規模校である。近年は定員割れが続き存続が危ぶまれてきたことから、その対策として特色を打ち出すため、兵庫県教育委員会と宍粟市教育委員会とが2010年4月から宍粟市立千種中学校との連携型中高一貫教育を、県内で初めて実施することとなった[2]。授業や学校行事で連携するほか、千種中の3年生は一般入試に先立って本校の推薦入試を受験することができる。募集定員は推薦入試75%、一般入試25%の割合で選抜される。
沿革
山崎高等学校千種分校
千種高等学校
- 1975年(昭和50年) 兵庫県立千種高等学校として独立。
- 2001年(平成13年) 文部科学省「研究開発学校」指定。
- 2005年(平成17年) 文部科学省「コミュニティー・スクール調査研究校」指定。
- 2007年(平成19年) 「県立高等学校小規模校活性化支援事業」指定。
- 2010年(平成22年) 宍粟市立千種中学校との「連携型中高一貫教育校」に改編。
- 2017年(平成29年) 県下の公立高校として初となる、学校給食の実施(千種小・中と共通のセンター方式)。
設置学科
- チャレンジコース
- 英語・国語・数学・理科の学習を重視し、センター試験に対応できる学力の養成を図り、国公立大学合格を目指す。
- ベーシックコース
- 基礎的、基本的な内容の確実な習得を重視するとともに、さまざまな資格・技術の習得を通して生涯学習の基礎を培う。
- アクティブコース
- 基礎的、基本的な内容の確実な習得を目指すとともに、多様な体験活動を通じて、自主性・社会性などの養成を図る。学校設定科目として「アクティブ」があり、ゴルフ、スキー、農業、木工、陶芸、写真等の体験活動の実績がある。
校歌
校歌は作詞:松井利男、作曲:秋月直胤。ニ長調。
部活動
- 運動部
- 文化部
アクセス
脚注
- ^ “兵庫県公立高等学校の通学区域”. 兵庫県教育委員会. 2021年9月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月22日閲覧。
- ^ 連携型の一貫教育へ 宍粟の千種中と千種高(神戸新聞)
関連項目
外部リンク