六所神社(ろくしょじんじゃ)は、愛知県岡崎市明大寺町にある神社。旧社格は県社。多数の重要文化財を有する。
概要
松平氏(徳川氏)発祥の地である松平郷(現・豊田市松平町付近)の六所神社(現・豊田市坂上町)より祭神の勧請を受けて、徳川家康の祖父松平清康が創建したものである。徳川家康の産土神として江戸幕府の厚い保護を受けた。楼門前の石段は、5万石以上の大名だけが上がることを許されていたという[1]。
松平郷の六所神社は、鹽竈六所明神(鹽竈神社の六所宮の神)より勧請を受けたもので、六柱の神を祀っていた。岡崎の六所神社はそのうち猿田彦命・塩土老翁命・事勝国勝長狭命の三神の分祀を受けた。現在は、他に12柱の神を祀る。
1910年(明治43年)、町内社とそれらの境内社を合祀した際、「懸社 高宮神社」に改称した。1922年(大正11年)、再び元の「六所神社」に改称した[2]。
毎年10月に「六所神社例祭」が開催される。2017年(平成29年)は、10月8日(日)に宵宮祭、10月9日(月)に例祭が行われた。
文化財
重要文化財(国指定)
- 六所神社:3棟
- 本殿・幣殿・拝殿(1棟)附:厨子6基、棟札6枚
- 神供所
- 楼門
※ 以上の建造物は1935年(昭和10年)に国の重要文化財に指定された[3]。権現造の社殿(本殿・幣殿・拝殿)および神供所は、寛永11年(1634年)から同13年にかけて徳川家光の命を受けて改築されたものである。楼門は貞享5年(1688年)の建立[3]。
その他
- 六所神社絵馬群(83点) - 岡崎市指定有形民俗文化財[4]
ギャラリー
アクセス
脚注
外部リンク