光明院(こうみょういん)は、千葉県香取市にある真言宗智山派の寺院。
歴史
天慶年間(938年 - 947年)、源満仲の開基である。承平天慶の乱の折、満仲は将門追討軍に従軍したが、将門は既に藤原秀郷と平貞盛によって討ち取られていた。そのため、満仲が陣を置いていた当地に、将門の菩提を弔うべく、寺を創建した[1]。
その後、1578年(天正6年)に阿弥陀堂が建立されている。この堂は千葉県の有形文化財に指定されている[1]。
1976年(昭和51年)、将門を扱ったNHK大河ドラマ「風と雲と虹と」が放映された。この大河ドラマをきっかけに、当院の由来が脚光を浴び、翌年に「源満仲伝承地」として市の史跡に指定された[1][2]
また満仲の根拠地摂津国多田荘があった兵庫県川西市と佐原市(現・香取市)との間に姉妹都市が締結されている[1]。
文化財
- 光明院阿弥陀堂(千葉県指定有形文化財 平成元年3月10日指定)[3]
- 源満仲伝承地(香取市指定史跡 昭和52年6月1日指定)[2]
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光明院阿弥陀堂
(千葉県指定有形文化財)
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鐘楼
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八幡宮
交通アクセス
脚注
参考文献
- 産経新聞社千葉総局 編著『房総発見100』崙書房、1998年