群 G の元 g の位数とは、e を G の単位元として、gn = e を満たす最小の正の整数 n のことである。そのような n が存在しないときは、g の位数は ∞ とする。
初等整数論における位数とは、互いに素な正の整数 m と整数 a に対して ad ≡ 1 (mod m) なる合同式が成り立つような最小の正の整数 d のことである。このような d を、m を法とする a の位数(multiplicative order of a modulo m)と呼び、 ordm (a) や Om(a) などと記す。