|
伊予小富士の別名をもつ愛媛県四国中央市の山については「赤星山」をご覧ください。 |
伊予小富士(いよこふじ)は、愛媛県松山市の興居島にある小高い山。正式名は「小富士」(こふじ)[注釈 1]、小富士山(こふじさん)と呼ぶこともある。郷土富士の一つ。標高は282.4m。日本離島センターの「しま山100選」[1]にも選ばれている(選定名は「小富士山」)。
地理
松山港の沖合に浮かぶ興居島の南部に位置し、島内の最高地点である。それほど高い山ではないが、周囲に高い山はなく、その形は遠くからでも判別できる。
登山
麓の泊集落にある登り口(港から徒歩2分ほど)から1.5kmほどで山頂に着く。登山道は2014年に整備され、山頂には展望所やお堂がある。山頂からは遠く瀬戸内海の島々や松山市街が眺望できる。[2]
アクセス
東麓(島の東岸)に泊港があり高浜港(松山港の高浜地区)からフェリーが運航[注釈 2]されている。所要時間は約10分。高浜港は伊予鉄道の郊外電車の高浜線の終点である高浜駅を降りて、道路を渡った先に乗り場がある。
作品への登場
正岡子規の俳句「鶏なくや小富士の麓桃の花」[2]
脚注
注釈
- ^ 国土地理院地形図。
- ^ 同港から興居島へは北部の由良港行きもある。
出典
- ^ 公益財団法人日本離島センターが2016年11月26日のイベント「アイランダー2016」にて発表した。当資料に引用された国土地理院の地形図では「小冨士」と上に点のない字体となっており、資料全体がそれで通している。
- ^ a b 公益財団法人日本離島センター「しま山100選」
外部リンク