今城(いまんじょ)は、茨城県守谷市けやき台にあった日本の城。高野(こうや)館とも。
概要
守谷市けやき台の一角、うららか公園(けやき台3-17[3])の比高約10メートルの丘が主郭の一部とされる。もとは東西600メートル、南北200メートルの大きさを有し、空堀によって下の写真のように3郭ほどに区切られていたが、現代では大半が開発されてしまっており、全容は不明である。当地に三角点(基準点名は「高野」、等級は二等三角点)が設置されており、標高は21.29メートル、地理院地図上では21.3メートルと記載されている[4]。
歴史
平安時代
天慶元年(938年)、平将門が興世王のために分城として築城。「今築いた城」から、「今城」と命名[2]。
南北朝時代
南北朝時代、相馬氏が北畠顕国に与えた城とされるが根拠に乏しい。
戦国時代
足利高基が鮎川図書助宛てに、高野要害での戦功を賞する旨の感状を出していることから、戦国時代初期に合戦があったとされる。
交通アクセス
今城址・うららか公園の位置
右は南守谷駅。
- 公共交通機関
- 関東鉄道常総線・南守谷駅から西へ直線距離で約1キロメートル。近隣にけやき台公園がある[5]。
脚注
参考文献
- 茨城城郭研究会『続・図説 茨城の城郭』国書刊行会、2017年。
関連項目
外部リンク