『京都マル秘仕事人』(きょうとまるひしごとにん)は、1999年から2002年までテレビ朝日系「土曜ワイド劇場」で放送されたテレビドラマシリーズ。全3回。主演は中条きよし。
この項では、同シリーズにつき『京都マル秘仕置帖』(きょうとまるひしおきちょう)についても説明する。
便宜上
- 京都マル秘仕置帖 → 第1作
- 京都マル秘仕事人 (1) → 第2作
- 京都マル秘仕事人 (2) → 第3作
とする。
概要
必殺シリーズの登場人物の「三味線屋勇次」が現代の京都に甦り、闇に隠れた悪を討つというスピンオフ企画。
スピンオフ企画といっても必殺シリーズとは直接の関係はなく、通常の2時間サスペンスと変わらない作りになっているが、劇中では往年の必殺シリーズを髣髴とさせるシーンが続々出てくる。
- 必殺シリーズのテーマ音楽・BGMが使われる。
- お馴染みの勇次の殺し技が、現代の悪を成敗するイメージシーンとして再現されている。
「京都マル秘仕置帖」は松竹京都映画の企画であるが、「京都マル秘仕事人」は松竹芸能の企画である。
- 「京都マル秘仕事人 (1)」は松竹芸能製作の「ザ・ハングマン」のテイストで作られている。そのためか、劇中では歴代のハングマンシリーズのBGMが多用されている。
- だが、「京都マル秘仕事人 (2)」では一転してハングマンシリーズのBGMは一切使用されず、内容も必殺シリーズのそれに近くなっている。
キャスト
レギュラー
- 笠谷良次(第1作) → 木暮伸一(第2作) → 小暮伸一(第3作)
- 演 - 中条きよし
- 京都市内にてカラオケ教室のマスターを営む。かつてはプロ歌手だったが血の気の多さ故に所属レコード会社とのトラブルを起こし、あっさりと引退してしまう。裏の顔は悪人に制裁を加える仕事人。
- 水木志乃
- 演 - 青田典子(第2作)、細川ふみえ(第3作)
- 第2作はブティック経営者で、第3作は女優。第3作で何者かに銃殺される。
- 草野慎平(第2作) →草野一平(第3作)
- 演 - 田村勤(第2作・第3作)
- 妙心尼の弟子。第3作で何者かに撲殺される。
- 妙心尼
- 演 - 小畠絹子(第2作・第3作)
- 元締。嵯峨野に「虚心庵」という庵を結ぶ。
ゲスト
- 第1作「京都マル秘仕置帖」(1999年)
-
- 第2作「京都マル秘仕事人 (1)」(2001年)
-
- 石田文吉(テレビの撮影スタッフ) - 織本順吉
- 中尾兼二(テレビの撮影スタッフ) - 笑福亭松之助
- 三谷直美(喫茶店ママ) - 春やすこ
- 野呂健作(刑事) - 成瀬正孝
- 小宝ルミ - 藤井日菜子[3]
- 花田桃子 - 市田ひろみ
- 市村東吾 - 金田龍之介
- 矢野孝夫(精密機器メーカーの課長・伸一の顔見知り) - 沖田さとし
- 矢野百合子(矢野の妻) - 三田篤子
- 松井(矢野の上司) - 西園寺章雄
- 清水香苗(金券ショップ勤務) - 内田淳子
- 清水(香苗の入院中の夫) - 沢田憲一
- 加納(暴力団組長) - 立川三貴
- 矢野つとむ(矢野の息子) - 高山桂輔
- 第3作「京都マル秘仕事人 (2)」(2002年)
-
- 竹本徳三(なんでも屋) - 野村将希
- 一条麻耶(草野の恋人) - 細木美和
- 吉川みさえ(カラオケ教室生徒) - 華ゆり
- 松田良雄(カラオケ教室生徒) - 桂春之輔
- 小池靖夫(洛南芸術大学 教授) - 南條豊
- 小池絵里(小池の娘) - 遊井亮子
- 北山恭子(古美術商) - 水島かおり
- 田所康祐(京都古典美術館 館長) - 中丸新将
- 矢吹徹(元カーレーサー) - 白石雄大
- 山崎ノブ子(カラオケ教室生徒) - 市田ひろみ
- ラーメン屋の主人 - 佐藤功
- 俳優 - 池田勝志
- 野島大輔(京都府警 刑事) - 石倉三郎
- 小田切茂(料亭経営者) - 花紀京
スタッフ
- 脚本 - 保利吉紀、田上雄
- 音楽 - 宮本一(第1作)、若草恵(第2作)、平尾昌晃
- 監督 - 石原興
- 挿入曲
- 京都マル秘仕置帖 - 中条きよし「おまえの夢」
- 京都マル秘仕事人 (1) - 中条きよし「抱擁の切れ間」
- 京都マル秘仕事人 (2) - 西崎みどり「旅愁」(エンディングのクレジットには表記されず)
- ナレーション - 乾浩明
- プロデューサー - 辰野悦央、東浦陸夫(朝日放送)・齋藤立太、佐久間博、木村正人(松竹芸能)
- 制作協力 - 松竹京都映画(現・松竹撮影所 / 第2作・第3作)
- 制作 - 朝日放送、松竹京都映画(第1作)、松竹芸能(第2作・第3作)
放送日程
話数 |
放送日 |
サブタイトル |
脚本 |
監督
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京都マル秘仕置帖
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1 |
1999年10月16日 |
伝説の男“必殺仕事人三味線屋勇次”が京の町に現れた! カラオケ教室美人殺人事件 デビュー直前に消された演ドルの秘密 |
保利吉紀 |
石原興
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京都マル秘仕事人
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2 |
2001年05月19日 |
三味線屋勇次の糸が京の闇を裂く!殺された美人ストーカーとカラオケ男の秘密 |
保利吉紀 |
石原興
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3 |
2002年11月16日 |
5億円古美術鑑定士殺人事件 必殺三味線屋勇次VS闇の魔宮 |
田上雄
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脚注
関連項目
外部リンク