五十嵐 威暢(いがらし たけのぶ、1944年 - )は、日本の彫刻家、デザイナー[2]。五十嵐アート塾塾長、NPOアートチャレンジ滝川理事長、多摩美術大学名誉教授。
北海道滝川市生まれ。中学入学時に上京。グラフィック・プロダクトデザイナーとして活動後、1994年以降は本拠をロサンゼルスへ移し彫刻制作に専念、その後2004年6月に帰国した。代表作はニューヨーク近代美術館をはじめ、世界30カ所以上の公立美術館に永久保存され、個人作品集は現在までに、日本、中国、韓国、ドイツ、スイスで出版されている。
おじは建築家の五十嵐正。
略歴
- 1944年 北海道滝川市に生まれる[3]
- 1968年 多摩美術大学 デザイン科卒業[1]
- 1969年 カリフォルニア大学ロサンゼルス校大学院修士課程修了
- 1975年 カリフォルニア大学ロサンゼルス校専任講師(〜1976年)
- 1979年 千葉大学工学部デザイン科非常勤講師(〜1983年)
- 1985年 国際グラフィック連盟(〜現在)、(社)日本グラフィックデザイナー協会理事(〜1996年)
- 1989年 カリフォルニア大学ロサンゼルス校デザイン学部客員教授(〜1991年)
- 1989年 多摩美術大学美術学部二部(現在、造形表現学部)デザイン科教授(〜1993年)
- 1993年 多摩美術大学客員教授(〜2011年)
- 2005年 多摩美術大学評議員
- 2011年 多摩美術大学学長(〜2015年)[4][5]
- 2015年 多摩美術大学名誉教授(〜現在)[5]
代表作
主な個展
- 1975年 「グラフィック」フジエギャラリー 東京
- 1978年 「グラフィック」プリントギャラリー アムステルダム
- 1983年 「アルファベット彫刻」ミキモトホール 東京
- 1983年 「アルファベット彫刻」ラインホールド・ブラウンギャラリー ニューヨーク
- 1987年 「アルファベット彫刻・版画」有楽町朝日ギャラリー 東京
- 1990年 「プロダクト」ギャラリー91/IDCNY ニューヨーク
- 1993年 「グラフィック、プロダクト」回顧展 ドイツポスター美術館 エッセン
- 1994年 「グラフィック、彫刻」回顧展、オステンド市近代美術館、ベルギー
- 1995年 「グラフィック、プロダクト、彫刻、50のプロジェクト」回顧展 福岡、金沢、東京、札幌を巡回
- 1998年 「グラフィック、プロダクト、彫刻」回顧展、クエバス美術館/メキシコデザインギャラリー メキシコ
- 2000年 「彫刻」ターナーマーティン・リミテッド・コレクション パロアルト
- 2000年 「彫刻」ターセラギャラリー サンフランシスコ
- 2000年 「彫刻」ギャラリーなつか 東京
- 2000年 「彫刻」スペース・ティーアールワイ 東京
- 2001年 「彫刻」ゲンスラーLA ロサンゼルス
- 2001年 「彫刻」ギャラリーなつか 東京
- 2002年 「彫刻」AZギャラリー ロサンゼルス
- 2002年 「彫刻」ゲンスラーSF サンフランシスコ
- 2002年 「彫刻」ギャラリーなつか 東京
- 2005年 「彫刻」ほくせんギャラリー アイボリー 札幌
- 2005年 「グラフィック、プロダクト、彫刻」回顧展 札幌、滝川、東京で開催
- 2007年 「彫刻」スペース・ティーアールワイ 東京
- 2009年 「彫刻マケット」designshop+gallery 東京
- 2012年 「彫刻」建築会館 東京
主な受賞
書籍
- 「SEVEN 7人のグラフィックデザイナーが、ここで出会った」グラフィック社 1985年
- 「Igarashi Alphabets」ABC Verlag Zurich(スイス) 1987年
- 「デザインのぐう・ちょき・ぱぁー」グラフィック社 1992年
- 「Igarashi Sculptures」朗文堂 1992年
- 「YMD-Ancient Arts,, Contemporary Designs」朗文堂 1993年
- 「The World Master;Takenobu Igarashi」Hei-Long-Jiang Province Fine Arts Publishing House of China 1996年
- 「デザインすること、考えること」朝日出版社 1996年
- 「Takenobu Igarashi」Axel Menges(ドイツ) 1998年
- 「12 Japanese Masters」Graphis(アメリカ) 2002年
- 「五十嵐威暢」河北出版社(中国) 2003年
- 「TAKENOBU IGARASHI 彫刻家・五十嵐威暢の世界(DVD)」UPLINK 2005年
- 「あそぶ、つくる、くらす デザイナーを辞めて彫刻家になった」ラトルズ 2008年
- 「グラフィックデザイナーの肖像」新潮社 2009年
脚注
外部リンク