久遠(くおん)は、台湾のライトノベル作家。女性。8月17日生まれ。台北在住。大学院生。
来歴
2009年、台湾国際角川書店主催の第1回台湾角川ライトノベル大賞で最上級の賞である「金賞」を受賞しデビュー[1]。受賞時は23歳[2]。受賞作の『罌籠葬』(インロンツァン、おうろうそう)は台湾角川より2009年6月に刊行された。ほかの作品に、『流光森林』(リウグァンセンリン、りゅうこうしんりん)がある。
2011年1月には、日本の角川書店の女性向けライトノベルレーベル・角川ビーンズ文庫よりデビュー作『罌籠葬』の日本語訳『華葬伝』(かそうでん)が刊行された。角川書店によると、中国語で書かれたライトノベルが日本で翻訳刊行されるのは初めてである[3]。
日本の小説では、小野不由美や乙一の作品を好んでいる[3]。
作品リスト
日本語訳が刊行されている作品
(ほかに、広州天聞角川動漫から2010年10月に『罌籠葬』の簡体字版『罂笼葬』が刊行されている)
日本語訳が刊行されていない作品
脚注
- ^ ライトノベルを対象にした日本の新人賞では、「金賞」の上に「大賞」が設けられることがあるが、台湾角川ライトノベル大賞では「金賞」が最上級の賞である。
- ^ 第一屆台灣角川輕小說暨插畫大賞 得獎作品(中国語)(第1回受賞者紹介ページ)参照
- ^ a b 外部リンクのMANTANWEB 2010年12月16日付記事参照
外部リンク