株式会社久原本家(くばらほんけ)は、福岡県糟屋郡久山町に本社を置く食品メーカーである。
明治時代に当時の久原村で“村の醤油屋さん”として創業したのが社名の由来。現在の本社工場は旧山田村にあるが、長年久山町を支えてきた企業であることに変わりはない。
昭和時代までは福岡県内にはよくある中小の醤油・調味料メーカーであったが、平成時代になり、20世紀末の1999年に「やきとり屋さんのキャベツのうまたれ」を発売。その際に、当時吉本興業の地元拠点に所属していた若手タレントを起用した奇抜な広告を打った[1]ことで売上も大幅に伸び、会社としての知名度も北部九州を中心に一気に上昇した。
その後度重なる企業形態・生産体制の見直しを経て、創業120年になったのを機に持株会社制を導入した。また平成期にCIを導入していたが、21世紀に入り主力商品を、祖業の醤油を“かえし”に使いトビウオ(九州名:あご)の出汁を加えた出汁つゆ類にシフトすると“逆CI”を導入し、社紋を商品でも前面に押し出している[2]。
かなり複雑な変化を辿っている。
★は販売終息