串カツ田中

株式会社串カツ田中ホールディングス
KUSHIKATSU TANAKA HOLDINGS CO.
種類 株式会社
機関設計 監査役会設置会社[1]
市場情報
東証スタンダード 3547
2016年9月14日上場
略称 串カツ田中HD
本社所在地 日本の旗 日本
141-0022
東京都品川区東五反田1-7-6
藤和東五反田ビル5階
北緯35度37分39.0秒 東経139度43分34.6秒 / 北緯35.627500度 東経139.726278度 / 35.627500; 139.726278座標: 北緯35度37分39.0秒 東経139度43分34.6秒 / 北緯35.627500度 東経139.726278度 / 35.627500; 139.726278
設立 2002年3月20日
業種 小売業
法人番号 8010901029204 ウィキデータを編集
事業内容 飲食店の経営、フランチャイズ開発
代表者 代表取締役社長 坂本壽男[2]
資本金 3億0342万6千円
(2019年11月30日現在)[3]
発行済株式総数 928万4280株
(2019年11月30日現在)[3]
売上高 連結: 100億1092万8千円
(2019年11月期)[3]
営業利益 連結: 6億0513万0千円
(2019年11月期)[3]
経常利益 連結: 7億8120万5千円
(2019年11月期)[3]
純利益 連結: 4億5540万1千円
(2019年11月期)[3]
純資産 連結: 28億0083万9千円
(2019年11月30日現在)[3]
総資産 連結: 55億7878万0千円
(2019年11月30日現在)[3]
従業員数 連結: 348人
(2019年11月30日現在)[3]
決算期 11月30日
会計監査人 EY新日本有限責任監査法人[3]
主要株主 株式会社ノート 33.29%
貫啓二 8.98%
田中洋江 3.37%
野村信託銀行株式会社(投信口) 3.06%
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) 3.01%
貫花音 2.89%
GOVERNMENT OF NORWAY(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店) 2.09%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 1.62%
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口9) 1.41%
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口5) 0.64%
(2019年11月30日現在)[3]
主要子会社 株式会社串カツ田中 100%[3]
関係する人物 貫啓二(創業者)
外部リンク https://kushi-tanaka.co.jp/
テンプレートを表示
株式会社串カツ田中[4][5]
KUSHIKATSU TANAKA CO.[6]
種類 株式会社[3]
本社所在地 日本の旗 日本
141-0022
東京都品川区東五反田1-7-6
藤和東五反田ビル5階
設立 2017年12月26日
(株式会社串カツ田中分割準備会社)
業種 小売業
法人番号 9010701035145
事業内容 飲食事業[6]
代表者 代表取締役社長 坂本壽男
資本金 1000万円
(2019年11月30日現在)[3]
売上高 100億1092万8千円
(2019年11月期)[3]
経常利益 4611万8千円
(2019年11月期)[3]
純利益 2107万3千円
(2019年11月期)[3]
純資産 1億1960万3千円
(2019年11月30日現在)[3]
総資産 19億8078万5千円
(2019年11月30日現在)[3]
決算期 11月30日
主要株主 株式会社串カツ田中ホールディングス 100%[3]
外部リンク https://kushi-tanaka.com/
テンプレートを表示
店舗外観

株式会社串カツ田中(くしかつたなか)は、関東圏を中心に外食チェーン店を展開する企業[註 1][5][6][7][8]大阪伝統の味である串かつが主力[7]

概要

2002年創業。2008年12月に1号店を世田谷区内の住宅街の一角にオープン[4][5][6]。当初は、2016年9月時点で副社長をつとめる田中洋江の亡き父、田中勇吉が残した秘伝のレシピをもとにメニューを開発[8]。さらに、出店ができていなかった串カツの本場である関西では岸和田で、沖縄でも久茂地でそれぞれ新店舗をオープンしてエリア進出を果たした[8]

今後は全国的に店舗網を拡大する考えで、東証マザーズへの新規上場時に公表された有価証券届出書には「全国1000店体制」を目標とする旨の記載がなされている[6][8]。大阪には2016年7月末時点では2店舗しかなかったが[9]、2022年現在は15店舗にまで拡大している。

串カツ以外にも、肉吸いちりとり鍋かすうどんなどの郷土料理の他、居酒屋系メニューなども多数揃える。

沿革

  • 1998年(平成10年) 11月 - 貫啓二 個人事業にて飲食業を創業[10]
  • 2002年(平成14年) 3月 - ケージーグラッシーズ有限会社設立
  • 2006年(平成18年) 12月 - 商号を株式会社ノートに変更
  • 2008年(平成20年) 12月 - 串カツ田中1号店オープン(東京都・世田谷店)
  • 2014年(平成26年)
    • 2月 - 「外食アワード2013」受賞
    • 7月 - 串カツ田中関西圏1号店オープン(大阪府・岸和田店)
    • 9月 - 串カツ田中東海地区1号店オープン(愛知県・金山店)
    • 同月 - 串カツ九州地区1号店オープン(沖縄県・久茂地店)
  • 2015年(平成27年)
    • 1月 - 串カツ田中北海道1号店オープン(北海道・平岸店)
    • 8月 - 商号を株式会社串カツ田中に変更
  • 2016年(平成28年)9月 - 東証マザーズ市場上場。[4][5][6][11]。上場時の主幹事証券会社大和証券[註 2]
  • 2018年(平成30年) 
    • 6月 - 持株会社体制へ移行し、商号を株式会社串カツ田中ホールディングスへ変更。また、会社分割により飲食事業を新設した株式会社串カツ田中へ継承[12]
  • 2019年(令和元年)6月 - 株式会社串カツ田中ホールディングスが東京証券取引所1部へ市場変更。
  • 2020年(令和2年)4月2日 - 新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、4日〜12日の間(予定)、直営店舗全116件を臨時休業[13]
  • 2020年(令和2年)4月13日 - 直営店41店舗で休業延長、直営店73店舗はテイクアウト・デリバリー・時短営業により再開[14]
  • 2020年(令和2年)7月1日 - 7月31日、宮迫博之が、串カツ田中へのクラウドファンディングによりネーミングライツ権を獲得し、「串カツ宮迫」として1ヶ月間の期間限定で営業。[15][16][17]
  • 2021年(令和3年)1月7日 - 緊急事態宣言により対象地域の直営店の休業を発表(一部店舗を除く)
  • 2021年(令和3年)
    • 7月1日 - 通信販売で個人宅用の卓上フライヤーを冷凍の具材とセットで発売開始。[18]
    • 11月4日- インフォマートと設立した合弁企業Restartzが、飲食店経営の業務プロセスを可視化し支援するアプリV-Manageの提供開始を発表[19]


役員

代表取締役社長
  • 坂本壽男 - 日本酸素株式会社、新日本監査法人出身。2015年2月入社。
取締役副社長
  • 大須賀伸博 - 2011年5月入社。
取締役会長
  • 貫啓二 - 1998年トヨタ輸送入社[20]。2017年12月株式会社串カツ田中分割準備会社(現株式会社串カツ田中)設立(代表取締役社長)。2022年6月、株式会社串カツ田中取締役会長。
取締役
  • 田中洋江 - 1993年4月、株式会社I&S(現株式会社I&S BBDO) 入社。2022年6月、株式会社串カツ田中取締役。

不祥事

盗撮映像流出に関して

2018年12月、神奈川県横浜市内のFC4店舗にて、従業員に無断で更衣室内に設置した監視カメラ(隠しカメラ)の映像が流出していたことが発覚した[21][22]。同月14日より「女性従業員が着替える映像を見た」などと書かれたブログが存在していたことにより発覚[22]

カメラが設置されていた店舗
  • 新横浜店
  • 希望ヶ丘店
  • 上大岡店
  • 菊名店

面接時の盗撮未遂

2023年11月、愛知県豊橋市にある豊橋店の採用面接の際、未成年の女性を制服に着替えさせ、その様子を盗撮しようとした疑いで従業員が逮捕されたことが発覚。尚、逮捕された従業員のスマートフォンには、女性が着替える様子を盗撮したとみられる動画が複数残っており、犯行を繰り返していたとみて、余罪を調べられるとされる[23]。これをうけ、串カツ田中は公式サイトで謝罪。[24]

テレビ番組

脚注

注釈

  1. ^ 当初はケージーグラッシーズという社名であった[4][6]。その後、2006年12月に株式会社ノートへ商号変更、さらに2015年7月現社名となる[6]
  2. ^ 株式の引受けを行う引受シンジケート団は、大和証券の他、SBI証券みずほ証券いちよし証券SMBCフレンド証券SMBC日興証券丸三証券マネックス証券岩井コスモ証券が組成する[6]

出典

  1. ^ 会社概要 - 株式会社串カツ田中ホールディングス
  2. ^ ごあいさつ”. 串カツ田中ホールディングス. 2024年9月3日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t 株式会社串カツ田中ホールディングス『第18期(2018年12月1日 - 2019年11月30日)有価証券報告書』(レポート)2020年2月27日。 
  4. ^ a b c d 『串カツ田中――大衆居酒屋を展開、都内中心に120店舗(ルーキープロファイル)』 (日経産業新聞 2016年9月9日号 17ページ) 2016年9月10日確認
  5. ^ a b c d 『串カツ田中、串カツ店、120店展開(新規公開株の横顔)』日本経済新聞 2016年9月7日朝刊15ページ 2016年9月10日閲覧
  6. ^ a b c d e f g h i E32592:株式会社串カツ田中 S1008GSX:有価証券届出書(新規公開時) (EDINET 有価証券届出書 平成28年8月10日提出・開示) 2016年9月10日確認
  7. ^ a b 串カツ田中(3547)の実力診断 (四季報オンライン 2016年9月6日 東洋経済新報社) 2016年9月10日確認
  8. ^ a b c d 「串カツ田中」創業7年で上場する酒場の正体 老若男女、子どもにも愛されるB級グルメ (東洋経済オンライン 2016年8月19日) 2016年9月8日確認
  9. ^ | 大阪人は知らない「串カツ田中」が東証マザーズ上場 | 1からはじめる初心者にやさしい投資信託入門
  10. ^ 沿革
  11. ^ 9月IPOの串カツ田中は「伝家の宝刀」を狙い撃つべし! 配当・優待なしが好都合のワケ (四季報オンライン 2016年9月8日配信) 2016年9月10日確認
  12. ^ 会社分割による持株会社体制への移行に伴う吸収分割契約締結及び定款変更(商号及び事業目的の一部変更)に関するお知らせ”. 串カツ田中ホールディングス. 2018年1月12日閲覧。
  13. ^ 新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う店舗臨時休業のお知らせ』(プレスリリース)株式会社串カツ田中ホールディングス、2020年4月2日https://kushi-tanaka.com/news/entry/12572020年4月2日閲覧 
  14. ^ 4月13日以降の串カツ田中店舗営業に関して』(プレスリリース)株式会社串カツ田中ホールディングス、2020年4月2日https://kushi-tanaka.com/news/entry/12652020年4月2日閲覧 
  15. ^ 【飲食店の危機】宮迫博之、2000万円自腹で串カツ田中(後輩)を救う⁉︎
  16. ^ 【男気2000万円】串カツ田中が全店舗、串カツ宮迫に変わります
  17. ^ 串カツ田中に革命を起こす!ないなら作っちゃえば良いじゃん!
  18. ^ おうちで串カツ 卓上フライヤー
  19. ^ インフォマートと串カツ田中HDの合弁会社、飲食店舗経営サポートアプリを開発”. TECH+(テックプラス) (2022年11月7日). 2022年11月7日閲覧。
  20. ^ | 「東京撤退の直前に見つかった秘伝のレシピ」 串カツ田中の貫啓二社長が明かす開店秘話 (3/3ページ) - SankeiBiz(サンケイビズ)
  21. ^ 『週刊新潮』2019年1月3日・10日合併号「串カツ田中の「盗撮」問題 カメラが捉えた女社長の“証拠隠滅”現場」
  22. ^ a b 「串カツ田中」更衣室にカメラ、映像流出:朝日新聞デジタル
  23. ^ “串カツ田中” 従業員の男が「制服のサイズを確認する」と言い…バイト面接に来た女性(18)を盗撮未遂 | 東海地方のニュース【CBC news】 | CBC web
  24. ^ 『串カツ田中』が謝罪 元従業員による盗撮未遂疑い「現在捜査機関と協力し詳細の事実を確認中」 | ORICON NEWS
  25. ^ 大阪B級グルメでファミリーに大人気 秘伝のレシピで一発逆転!串カツ田中の経営戦略の全貌 - テレビ東京 2018年7月26日

外部リンク