中央大橋(ちゅうおうおおはし)は、隅田川にかかる橋で、東京都道463号上野月島線中央大橋支線(八重洲通り)を通す橋である。西岸は中央区新川二丁目、東岸は中央区佃一丁目。
概要
1994年1月に開通した架橋であり、隅田川に架かる橋で平成時代に初めて建造された新規の架橋である。夕刻から夜10時までは、白色の水銀灯と暖色系のカクテル光でライトアップされている。
フランス・セーヌ川との関わり
隅田川はフランスのセーヌ川と1989年(平成元年)に友好河川を提携しており、中央大橋を架橋する際に、フランスのデザイン会社に設計を依頼した。そのためか、主塔および欄干部分に日本の「兜」を意識した特徴的な意匠が施されている。また上流側の中央橋脚部には当時のパリ市長であったジャック・シラクから東京都に友好の印として贈られた彫刻家オシップ・ザッキン作の「メッセンジャー」と名づけられた彫像が鎮座する。彫像は川側を向いており、橋をくぐる水上バスからの方が見やすい。なお、このお礼にパリ市に「屋形船」を寄贈している。
メッセンジャー
メッセンジャーのオリジナルは、1937年オシップ・ザッキン47才の時の作品であり、この年に開催されたパリ万博にも出品された作品である。メッセンジャーは、パリ市の紋章である帆船を抱いており、「波はたてども船は沈まず」というフランスの船の守護神を表したものといわれている。1937年に制作されたメッセンジャーは木造彫刻だったが、その後にそれを鋳造していくつかのブロンズ像が作られ、日本には清春芸術村や中央大橋などにある[1][2]。
橋の概要
隣の橋
- (上流) - 隅田川大橋 - 永代橋 - 中央大橋 - 佃大橋 - 勝鬨橋 - (下流)
中央大橋が登場する作品
- 映画
- ドラマ
アクセス
ギャラリー
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中央大橋のメッセンジャー
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新川公園からの中央大橋
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佃公園からの中央大橋とスカイツリー
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中央大橋の佃側のふもとから新川方面
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中央大橋の橋名板
脚注
- ^ “東京の橋”. 伊東孝. 2024年7月21日閲覧。
- ^ “【隅田川・中央大橋のメッセンジャー像】”. 東京屋形船案内. 2024年7月21日閲覧。
- ^ “映画『3月のライオン』特集 ~映画の舞台となった中央区を歩く~”. 中央区まちかど展示館. 2024年7月21日閲覧。
- ^ “江戸バスマップ”. 中央区コミュニティバス. 2024年7月21日閲覧。
- ^ a b c d e f “東京都中央区(その他) ロケ地情報・マップ”. 2024年7月21日閲覧。
外部リンク