『世界崩壊の序曲』(せかいほうかいのじょきょく)は、1980年のアメリカ合衆国のパニック映画。原題 "When Time Ran Out" 、日本・フィリピン等公開版の英語タイトルは、 "The Day the World Ended" 。アーウィン・アレン制作、ジェームズ・ゴールドストーン監督、ポール・ニューマン主演。ワーナー・ブラザース作品。
『ポセイドン・アドベンチャー』(1972)や『タワーリング・インフェルノ』(1974)のアーウィン・アレンが制作したパニック映画である。原作は、ドキュメンタリーを多数執筆しているゴードン・トーマスとマックス・モーガン・ウィッツの『世界最後の日』( "The Day the World Ended" )で、1902年のマルティニークのプレー山大噴火を題材にしたものであった。これを、『戦場にかける橋』(1957)でアカデミー脚色賞を受賞したカール・フォアマンと、『夜の大捜査線』(1967)で同賞を受賞し『タワーリング・インフェルノ』も手がけたスターリング・シリファントが、舞台を現代の南太平洋の架空の島に移して脚色した。アレンは、今回は『ジェット・ローラー・コースター』(1977)のジェームズ・ゴールドストーンを監督に起用した。音楽は『スパイ大作戦』『燃えよドラゴン』、パニック映画では『エアポート'80』を手がけたラロ・シフリンであった。