『世にも奇妙な物語 秋の特別編』[注 1](よにもきみょうなものがたり あきのとくべつへん)は、2008年9月23日にフジテレビ系列で放映された「世にも奇妙な物語」シリーズの一つ。ストーリーテラーはタモリ。視聴率は13.6%。
ボディレンタル
生きることに疲れ、自殺しようとした篠塚香織。インターネットで「自殺手伝います」の言葉を見つけ連絡を取ると、病気で体を動かせない資産家の老女・遠藤に「どうせ死ぬならその前に身体を貸してほしい」と頼まれる。契約を交わし、とあるコンピュータ会社に入社する。OSのソフト開発をしているその会社で「死ぬ前にどうしてもやらなければならないことがある」と言う遠藤。完成目前だというのに取っても取ってもバグが発生してしまう事態に見舞われ、香織は「おばあさんが関係しているのでは……」と疑問を抱くようになる。
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どつきどつかれて生きるのさ
ボケとツッコミを何よりの文化とする独立国家大阪。ここでは、今後の人生を連れ添うコンビを結成したら役所に「結成届」を届けねばならない。とある会社員中村清志は、生涯の伴侶と思っていた相方に二股をかけられ、コンビを解消されたショックで、他人のボケにうまくつっこみができなくなっていた。そんなある日、上司に連れられて訪れた「ボケクラブ」。そこで中村は西本というボケに接客され、久しぶりに気持ちのよいつっこみができ、西本こそが理想の相方だと確信する。
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死後婚
実家に帰った羽馬ひよりは、喪服に着替えた両親と亡き姉宛のお見合い写真を目の当たりにする。結婚前に亡くなった人同士があの世で幸せになれるようにと遺族の依頼でお見合いをする死後婚というものがあることを聞かされる。見合い会場のホテルへ行き、見合いは恙無く進んだように思われたが、部屋を退去する時に姉の見合い相手と目が合ってしまったひより。その後、見合いは破談となってしまうが、その理由が「相手がひよりの方を好きになってしまった」というものだった。それ以来、ひよりの周りで奇怪な出来事が起こるようになる。
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行列のできる刑事
物心付いた時には既になぜか行列ができていた。人は彼を見ると後ろに並ばずにいられなくなる。「行列のできる刑事」鈴木正継。時には仕事にも支障を来たす彼の行列。そして、自称「並ばないと決めたら並ばない意志の強い男」、彼の相棒・角倉。振り込め詐欺犯の逮捕に向け、張り込み捜査を続ける2人。獲り逃した犯人を追う鈴木、その後ろにはもちろん行列が。遂に角倉と挟み撃ちにされた犯人は、鈴木に向かって走り出すが……。
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推理タクシー
ある夜、タクシーに乗り込んだ村西トム。運転手は村西を見て、「テレビに出ているイケメンマジシャンじゃないのか」と問いかける。否定する村西だが、話は過去に起こった女性キャスターの変死事件へと変わっていく。週刊誌から得た情報、実は彼女を乗せたことがあるなどという運転手は、次第に自分の推理を繰り広げていく……。
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注釈
- ^ 正式タイトルは『世にも奇妙な物語 〜2008秋の特別編〜』となっている。
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