上島 享(うえじま すすむ、1964年3月22日 - )は、日本の歴史学者。京都大学教授。専門は日本中世史。京都府出身。
経歴
京都市生まれ。
人物
京都大学の教養部で上横手雅敬の講義を受けて中世成立期の国家論を志すようになり[1]、国史研究室進学後は大山喬平の指導を受ける。同期には川端新や野田泰三がいる[2]。父親は同じく中世史家の上島有。中世成立期を中心に政治・宗教文化・社会経済の広い視野に立脚した研究を行っている[3]。
著書
- 『日本中世社会の形成と王権』(名古屋大学出版会) 2010年
共編著
- 「院政期に彩った人々」(朝日新聞出版、『週刊 新発見日本の歴史』17号) 2013年
- 『日本仏教の展開 文献より読む史実と思想』(春秋社) 2018年
- 『日本宗教史を問い直す』(吉田一彦共編、吉川弘文館、日本宗教史1) 2020年
脚注
- ^ 『日本宗教史研究の軌跡と展望』、2014年、147頁
- ^ 『花筐』、2000年、280頁
- ^ 『日本中世社会の形成と王権』、2010年、948頁
外部リンク