三滝城(みたきじょう)は、愛媛県西予市にあった日本の城(山城)。
概要
寺野川に面して三方を絶壁に囲まれた標高642mの三滝山山頂にある。南予地方にあった中世の山城としては屈指の規模で、県の史跡、名勝に指定されている。
北之川殿と呼ばれる紀氏の支城の一つだったが、紀親安の頃には甲之森城から当城に本城を移したと見られる。天正11年(1583年)に長宗我部氏により攻略され[1]、当城で親安は戦死している。現在、跡地には親安を合祀する三滝神社や親安の墓碑、県の天然記念物に指定されたイチョウなどがある。
文化財
- 愛媛県指定史跡(1968年3月8日指定)[2]
- 愛媛県指定名勝(1968年3月8日指定)[3]
参考文献
脚注
- ^ 『土佐物語』巻第十二「北の川討死の事」に、二の丸より投げ松明を次々投げ入れられ、本丸を焼かれたと記述される。
- ^ 愛媛の国・県指定史跡一覧表
- ^ 愛媛の国・県指定名勝一覧表
関連項目