一関市立千厩図書館(いちのせきしりつせんまやとしょかん)は、岩手県一関市にある公共図書館。通称は千図書(せんとしょ)。
概要
一関市千厩町の中心部に構える図書館である。8館ある一関市立図書館のひとつで、地域館に区分される[4]。
前身となる千厩町立図書館は、元々千厩公民館(千厩字舘山)の中に併設していた。2002年4月28日に、町内の使用されていなかった日本たばこ産業の千厩原料事務所を改修した上で移転した[3]。その後、2005年の市町村合併により一関市立図書館へ業務を引き継ぎ、現在の一関市立千厩図書館に至る。
施設
既存施設の改修であることから、開架フロアを2階にせざるを得ない制約はあったものの、エレベーターの設置や出入り口にスロープを設けるなどのバリアフリー化を施した。また、既存の柱や梁を木で囲うことにより暖かい雰囲気になるよう仕上がっている[3]。
2024年現在の蔵書数は104,272冊で、開架には約6割にあたる60,491冊を置いている。蔵書数は大東図書館や川崎図書館に次いで4番目に多い。視聴覚資料は3,552点あり、雑誌は69タイトルを揃えている[2]。
フロア概要
一般利用者向けに開放されているフロアは、以下のとおり[2]。
1階 |
ミニシアター(48席)、会議室(1室)、ロビー
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2階 |
赤ちゃんルーム、子どもの本コーナー、一般書コーナー、雑誌コーナー、CD・DVDコーナー、新聞・ブラウジングコーナー、閲覧席(20席)
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- 1F
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- 階段式に48席が設置されており、図書館の定例行事のほかビデオやDVDの上映、講演会、映画会やコンサートなどが可能で、有料での貸出しも行っている。
- 2階の閲覧席では足りない場合に、閲覧や学習スペースとして開放される。
- 飲食やテレビ視聴が可能。
- 2F
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- 畳マットを敷きつめた、安全で広いスペースで親子のふれあいの場として活用ができる。
- 知識の本から読み物まで、子どもたちの好奇心にこたえる本が用意されている。
- 日常生活や仕事に役立つ本や小説、エッセイ、ノンフィクションなどの読み物を中心に揃っており、郷土資料や辞書・事典類、中高生向けの本もこのコーナーにある。
- 各種ジャンルに対応した、90タイトルの雑誌が揃っている。
- 各種ジャンルのCD、DVD、ビデオを揃えており、館内で視聴できるコーナーもある。
- 市内の各館の資料をOPACを利用して検索が可能。
脚注
関連項目
外部リンク
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