ヴァシリー・ヴァシリエヴィチ(ロシア語: Василий Васильевич、1330年頃 - 1362年)は、カシン公(在位:1348年 - 1362年)。トヴェリ大公ヴァシリーの長男である。
ヴァシリーの出生年は1330年頃であり[1]、出生地はカシンと推測されている[2]。父のヴァシリーが1348年にトヴェリ大公となった際にカシン公に任命されたとする説と[1]、この段階では父ヴァシリーがまだカシン公位を保持していたとする説がある[3]。また、ヴァシリーの統治に関して記した史料は存在せず、ニコン年代記の1362年の項にカシンで死亡したことが記されるのみである[1][2]。ヴァシリーに子はなく、カシン公位は弟のミハイルに相続された[3]。
出典
- ^ a b c Экземплярский А. В. Великие и удельные князья Северной Руси в татарский период. — Т. 2. — С. 525—526.
- ^ a b Коган В.М., Домбровский-Шалагин В.И. Князь Рюрик и его потомки: Историко-генеалогический свод. — С. 264—265.
- ^ a b Борзаковский В. С. История Тверского княжества. — С. 134.
参考文献